猗窩座夢小説。 死んだお前を喰べよう【猗窩座】

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猗窩座夢小説

少年の枕元にあぐらをかいた猗窩座は、彼を覗き込むように顔を近づける。 そして目をこれでもかとかっ開いたまま固まっている少年の瞳を覗き込みながら、少しだけ口角を上げた。 この怯えている瞳は良いものだな…弱者の見せる唯一不快でない仕草だ 同じ瞳を猗窩座に向けた者は、今までにも数え切れないほどいた。 人に限らず、鬼もだ。 その怯え惑う様は愉快であったし、多少の優越感も得られるので好ましく思っていた。 そして、それらをいつも彼は鏖殺してきた。 そうすることが、猗窩座にとっての彼らに与えられる最大限の施しであった。 「貴様に聞きたいことがあって来た。 返答次第では楽に殺してやろう」 しかし、今回はそうしなかった。 自分よりも幾分も幾分も劣る少年に対し、殺すよりも生かすという施しを与えた。 これは猗窩座にとって異例であったし、かつてない優遇だった。 「………な、……なに、っ……っ!!」 「勝手に喋るな。 質問されたことにのみ答えろ能無しが」 言葉を溢そうとした少年の口を、片手でめり込ませるように抑え、猗窩座は苛立ちを滲ませた声を出す。 すると少年の瞳が揺れて、そこに恐怖が強く滲み出る。 そうだ、その目だと、猗窩座は少し笑みを深くした。 しかし、直ぐにその揺れは治まり、同時に体も弛緩させた少年に、彼の口元から笑みが消える。 ん…? その様は、まるで死に人のようだった。 抗うこともなく、ぼんやりと定まらない視線は何処を見ているのかわからない。 猗窩座が静かになったその口元から手を退けるが、逃げようとすらしない。 この変わりようはなんだ? つい先程まであんなに怯えていたというのに、なんの反応も示さない少年に、猗窩座は内心首をかしげる。 もっと怯えて狼狽える無様な姿を見られると思っていたのに、少し当てが外れた気分だった。 *** 開きかけた口を、言葉ごとねじ伏せられる。 顎の骨が軋むほどの力で口を塞がれ、少年はその与えられた負荷に本能的な恐怖を感じた。 昼間から先程まで、あれだけ思い悩んでいたことなど一瞬で吹き飛び、真っ白になった頭に浮かんだのは〝死〟という文字だった。 これから予想される自分の死に方がいくつも頭を駆け巡る。 死にたくない!死にたくない!死にたくない!と脳が叫んで、少年の体を動かそうとする。 ………………………あ、 けれど、彼の体は動かなかった。 動かさなくていい、このまま死ねるならそれでいいと、そう主張した少年の心の方に従ったのだ。 下手に抵抗するよりも、ちゃんと質問に答えた方が、まともな殺し方をしてくれるかもしれない 自分の知っていることは少ないが、答えられることは全て正直に答えようと少年は思う。 それに対して、胸が痛むほどの恩は誰にももらった覚えはなかった。 それがいい、そうしよう 一度決めてしまえば、少年の頭はすっと冷静になる。 もうあまり恐怖は感じない。 口元から手が離れた後も、彼は抵抗も逃げることもせず、猗窩座の質問を大人しく待った。 「……まあいい、これはどこで手に入れた」 やや不機嫌そうに眉をひそめながら、猗窩座はいつの間にか取り出した包みを少年にかざして見せる。 それは想像していたいくつかより、遥かにかけ離れた内容で、彼はぱちぱちと数回瞬いて猗窩座を凝視してしまった。 え、え…?あれって、え?あの包み…あれってあれだよな、俺の飴だよな、え、こいつが何で持っているんだ?あ…そういえば、あの時渡したような…?というより、質問ってそれだけか…? 沈黙がとてつもなく重い。 1秒経過するごとに、猗窩座の殺気が膨れていっている。 それでも、少年は質問の意図がわからず困惑して答えられないでいた。 *** よし殺す、今殺す、と猗窩座は目が点になっている少年を、額に青筋を浮かべながら睨む。 「…いつまで待たせるつもりだ、この塵虫が」 しかし、それでは本末転倒だと堪え、握りかけた拳を解く。 「…………」 「…………」 「…………」 飴の入った包みをかざしながら、待っている自分が阿呆のようではないか…?と思い至り、猗窩座の苛立ちは頂点に達しようとしていた。 しかし、やはり殺す、と彼が硬く拳を握り締めた時、ようやく少年が弱々しい声を上げた。 「…そ…それ…」 「あ゛?」 猗窩座が、普段は絶対に出さないような大変ドスの効いた柄の悪い返事をすると、余計にか細くなった声で少年が言葉を続けた。 「それ…俺が作ったんだけど…」 今度は猗窩座がぱちぱちと瞬いた。

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死んだお前を喰べよう【猗窩座】

猗窩座夢小説

最近HOTな鬼滅の刃から彼のエントリーだ! 挨拶 安価・あんこ系のやる夫スレで、主人公は鬼滅の刃から猗窩座さんが務める。 ある日、世界は突然「絶望王 血界戦線 」と名乗る男によって崩壊した。 空には謎のオーロラが常時浮かび、人々はばら撒かれた新種のウィルスによって超常の力に覚醒していく。 恋人 デートアライブより狂三 を薬漬けレイプされ、その犯人を素手で引きちぎったことによる罪で少年院に収監されていた猗窩座さんは、夢の中で絶望王から直接「世界の王になってくれ」と言われ、何がなんだか分からないうちに目が覚める。 少年院の壁をぶち壊し、9人の生存者と共にこの崩壊した世界を生きていくことを決めた猗窩座さん。 絶望王の言葉の意味はなんだったのか…それを確かめる。 何気にクソ重い過去を背負っている猗窩座さんだが、そのせいで女性には非常に紳士です。 少年院の生存者グループのリーダーとして生活していくわけだが、メンバーの女性への横暴やセクハラを許さないマンと化している。 いい人だぁ… まぁ、メンバーも特に粗暴な人物がいるわけでもなく…というか上流階級出身の人間がなんでか多い。 ジョルノ ジョジョの奇妙な冒険 とか、ルルーシュ コードギアス とか… そしてぇ!ここの少年院のトップはぁ!何を隠そう無惨様だぁ! 作中で突然保護者面して登場し、メンバーからドン引きされている。 流石無惨様は期待を裏切らないッ! しかし、この世界の裏側について何か知っている様子。 絶望王とも面識があるようで、頭無惨とはいえ物語のキーパーソンの一人なのは間違いない。 鬼滅の刃はなんというか、AA的に使いやすいキャラが多いなぁ….

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映画「鬼滅の刃 無限列車編 」の「猗窩座(あかざ)」の声優は?原作漫画の何巻から何巻までの内容?

猗窩座夢小説

最近HOTな鬼滅の刃から彼のエントリーだ! 挨拶 安価・あんこ系のやる夫スレで、主人公は鬼滅の刃から猗窩座さんが務める。 ある日、世界は突然「絶望王 血界戦線 」と名乗る男によって崩壊した。 空には謎のオーロラが常時浮かび、人々はばら撒かれた新種のウィルスによって超常の力に覚醒していく。 恋人 デートアライブより狂三 を薬漬けレイプされ、その犯人を素手で引きちぎったことによる罪で少年院に収監されていた猗窩座さんは、夢の中で絶望王から直接「世界の王になってくれ」と言われ、何がなんだか分からないうちに目が覚める。 少年院の壁をぶち壊し、9人の生存者と共にこの崩壊した世界を生きていくことを決めた猗窩座さん。 絶望王の言葉の意味はなんだったのか…それを確かめる。 何気にクソ重い過去を背負っている猗窩座さんだが、そのせいで女性には非常に紳士です。 少年院の生存者グループのリーダーとして生活していくわけだが、メンバーの女性への横暴やセクハラを許さないマンと化している。 いい人だぁ… まぁ、メンバーも特に粗暴な人物がいるわけでもなく…というか上流階級出身の人間がなんでか多い。 ジョルノ ジョジョの奇妙な冒険 とか、ルルーシュ コードギアス とか… そしてぇ!ここの少年院のトップはぁ!何を隠そう無惨様だぁ! 作中で突然保護者面して登場し、メンバーからドン引きされている。 流石無惨様は期待を裏切らないッ! しかし、この世界の裏側について何か知っている様子。 絶望王とも面識があるようで、頭無惨とはいえ物語のキーパーソンの一人なのは間違いない。 鬼滅の刃はなんというか、AA的に使いやすいキャラが多いなぁ….

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