糖新生。 エネルギー枯渇時に起きる 糖新生のメリットとデメリット

糖新生

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しかし、常に食事でこれだけの糖質を摂取できるとは限りません。 胃腸の調子が悪かったり、食事できなかったりなどで糖質が摂取できないと、エネルギーが確保できなくなります。 特に赤血球は糖質を唯一のエネルギー源にしているので、糖質が足りないとヤバイのです。 このような場合に備えて体内で糖を新しく合成する経路があります。 それが「糖新生」。 アミノ酸や乳酸、グリセロールなどを材料として、ブドウ糖を新たに産み出すことができるのです。 ただし問題もあります。 糖新生は筋肉から取り出されたアミノ酸も材料にするからです。 つまり糖新生が活発になるほど、筋肉が壊されてしまうことになります。 食べ物から摂取する糖質がゼロに近い状態だと、一日に糖新生でブドウ糖がつくられる量は80g程度とされています。 内訳は、乳酸やピルビン酸から35-40g、脂肪由来のグリセロールから20g、たんぱく質由来のアミノ酸 主にアラニン から15-20g、ケトン体から10-11gと報告されています。 アミノ酸のアラニンを例に取ると、ブドウ糖1分子を産みだすために6分子のATPが必要となります。 さらに-NH2を尿素にするために2分子のATPが必要とされるので、トータルで8分子のATPを消費することになります。 しかし解糖系 ブドウ糖をエネルギーにする経路 ではブドウ糖1分子から、たった2分子のATP 4分子できるが2分子消費してしまう しかできないのです。 逆に考えれば、糖新生を活発にすることにより、ダイエットが簡単になるはずです。 「筋肉が落ちても構わないから、とにかく体重を減らしたい」というのであれば、糖質の摂取を減らして糖新生を活発にすることも有効な手段となるでしょう。 山本 義徳(やまもと よしのり) 1969年3月25日生まれ。 早稲田大学政治経済学部卒業。 アスリートのための最新栄養学(上) 2017年9月9日初発行 著者:山本 義徳.

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【解決】糖新生はどのようにして行われているのか?

糖新生

糖新生とは、体内の糖質が不足して、糖質以外の物質からエネルギーを作り出すようになることをいう。 糖質不足によって飢餓状態であると体が判断すると、グルカゴンを分泌するようになり、代謝の経路が変わってしまうのである。 糖質が不足すると、筋肉や肝臓に蓄えられているグリコーゲンがエネルギーとして使用される。 しかし、グリコーゲンも足りなくなると、脂肪や筋肉をエネルギーとするようになる。 脂肪をエネルギーとして利用すれば、体脂肪を減少させることができるのであるが、糖新生の場合は脂肪だけでなく筋肉を減少させてしまうのである。 筋肉が減少すると、基礎代謝が低下して太りやすくやせにくい体質を作ってしまう。 そのため、糖新生はダイエットがうまくいかなくなる原因ともされている。 糖質の摂取量を減らす低インシュリンダイエットや低炭水化物ダイエットもあるが、過度に糖質の摂取を減らすとやせにくく太りやすい体質になり、筋肉が減少することによってメリハリのない体型を作ってしまう。 適量の糖質を摂取することが大切である。 327•

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【これでスッキリ!】糖新生の仕組みや代謝経路の要点をまとめてみた!

糖新生

理想的なダイエットとは、今ある筋肉を落とさず脂肪のみ減らしていく。 これが究極だと考えていますが、現実的にはとても難しいです。 今回は極力筋肉を維持した状態で脂肪を落としてくために知っておきたい「ケトジェニック」と「糖新生」について解説してきます。 グルカゴン 血糖値をあげるホルモン と呼ばれるシグナルによって合成されます。 飢餓状態においては、血糖値が低下するとグルコース(ブドウ糖)の脳への供給が不足します。 よくある糖分が不足して頭がまわらない状態ですね。 脳はグルコースを唯一のエネルギー源とするので、血糖値の低下は生体にとって致命的な影響を及ぼすことになります。 そのため、低血糖の時には肝臓での糖新生によって血糖値を維持する仕組みがあるのです。 ケトン体をうまく利用しよう 糖新生が起こると、これまではグリコーゲンやグルコースを分解してエネルギーにしていたのに対し、代わりにタンパク質の分解やアミノ酸の異化が促進されてエネルギー源として用いられるようになります。 俗に言う筋分解(カタボリック)反応が起きてしまうため、そうならないために「ケトン体」という新たなエネルギー源を利用する必要があるのです。 体内の中性脂肪を分解してエネルギーをつくり出します。 脂肪を落とし筋肉を維持させるためには ケトン体を効率よくエネルギー利用することで、蓄積されている脂肪から消費していく体内の回路(ケトーシス状態)ができあがるため、カタボリックを防ぎ、筋肉量を維持したまま脂肪を減らすことが可能です。 糖新生を防ぐことは除脂肪体重の増加にもつながるということです。 脂質をより多く摂取しなければいけないことは大前提ですが、その他にも見落としがちなポイントがあります。 それはタンパク質の重要性です。 タンパク質はカラダをつくる重要な役割があるため、エネルギーとして使われることはあまりありません。 ケトーシス状態でエネルギーになるのは主に脂質です。 ただし、糖新生のために筋肉のアミノ酸が消費されるので、体内のタンパク質を維持するために、ケトジェニックダイエット中はタンパク質を多めに摂取することが大切です。 タンパク質の摂取量が不足すると、筋肉中のタンパク質を分解し、エネルギーに変えようとします。 筋肉を減らしたのでは元も子もありませんから健康的に美しく痩せるために、肉類、魚介類を積極的に摂取していこうというわけです。 まとめ 人間は糖分が無い状態でも生きていくことができます。 それは「糖新生」という人間本来の身体機能が働くためです。 これをうまく利用することができれば理想的なダイエットに近づくことが可能です。 世の中にダイエット法は数多存在しますが、このケトン体を利用したダイエットは僕自も効果を感じることができたダイエットの一つなので一度試してみてください。 おすすめ記事.

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