贖罪 ドラマ 評価。 ドラマ「BORDER」シリーズを視聴できる動画配信サービス(VOD)比較

湊かなえ原作×小泉今日子主演のドラマ「贖罪」は不幸の連鎖から目が離せない!

贖罪 ドラマ 評価

事件で負った傷がどんな形で表れるかは、人それぞれ違う。 大人になることを拒み、人との関わりを極小化しようとした第一話の蒼井優。 いっぽう第二話の小池栄子は、過去の事件とずっと対峙し続け、勝利... 事件で負った傷がどんな形で表れるかは、人それぞれ違う。 大人になることを拒み、人との関わりを極小化しようとした第一話の蒼井優。 いっぽう第二話の小池栄子は、過去の事件とずっと対峙し続け、勝利することで乗り越えようとしている。 とはいえそれは意識的なものではなく、厳しい家庭で育てられたなかで無意識に身についた性向で、本人にも自覚がない。 そこに今回のエピソードのせつなさがある、と感じた。 人が意識的になし得る行為とは、果たしてどれほどのものなのだろう。 過去のトラウマを引きずってしまう時、それは自分の意識ではどうにもならない。 そしてその問題に対処する方法も、自分で選択しているように見えても、実はそれまでに身につけた対処法を無意識に選んでいたりする。 とり得る選択肢が、あらかじめ無意識のうちに狭められている、と言ったほうがいいのか。 不審者を撃退した小池英子の過剰な激しさは、このような無意識に根ざしていた。 それを自覚することで、事件の傷が一段癒える。 だがその自覚の表明によって、あの熱血教師の立場は、さらにどうでもいいものになってしまった。 子どもたちを守った者と守らずに逃げた者、という対比すらもはやなされない、蚊帳の外で、たまたま職を終われた存在。 やるせない。 そもそも熱血ぶっている教師の熱血は意識的なポーズでしかなく、底の浅いもの。 小池先生のかかえるトラウマとの違いは雲泥で、奥行きの深さは比べるべくもない。 文学の世界では、とかく熱血教師の立場はなくなりがちで、いろんなドラマで似たように冷遇されているのを見かける。

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BORDER (金城一紀)

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WOWOWオリジナルドラマとして制作されたものの、評判が評判を呼び、劇場公開までされた本作。 映画「告白」やテレビドラマ「Nのために」など、ヒットを連発する湊かなえの原作を、国際的評価も高い黒沢清監督が撮ったといえばもう見るしかないですね。 物語は全5話で構成されていますが、一貫して漂う不吉な雰囲気に、冒頭から引き込まれてしまいます。 15年前、東京から転校してきた小学4年のお人形のようなエミリが、ある日の放課後、仲良し4人と遊んでいたところ、声をかけてきた男に殺されるという、むごい殺人事件から全てが始まります。 殺人事件も怖いのですが、何より溺愛する一人娘を奪われた母親・麻子(小泉今日子)が、その4人に向かって吐いた「私はあんたたちのことを絶対に許さない。 何としても犯人を見つけなさい。 でなきゃ私が納得するような償いをしなさい。 それが完了するまで、あたしは1分1秒もあんたたち1人1人のことを忘れません。 あんたたちもこの償いから逃げ出すことは絶対にできない。 覚悟してちょうだい」という強力な呪いの言葉が怖すぎです。 自分が小4だったら確実に失禁しています。 わずか10歳で、残りの人生に呪いをかけられてしまった4人の少女たち。 このドラマは、紗英・真紀・晶子・由佳の15年後を1人1話形式で描くという贅沢な手法で描かれています。 4人の女性の身に降りかかる呪い 《1話》紗英 (蒼井 優)は、事件の呪いで(と、彼女は思い込んでいる)初潮を迎えないまま成人を迎え、男性の一挙手一投足に怯える日々を送っています。 そんな時、小学校の同窓生だった地元企業の御曹司(森山未來)に熱心に愛を打ち明けられ、徐々に心を開き、人もうらやむ玉の輿に乗りますが、彼は人形しか愛せない異常性欲者だったのでした。 毎夜、人形のコスプレをさせられる紗英。 ついに初潮が来て「女」になってしまったことに絶望、離婚を申し渡す夫、呆然となりながらお人形のようだったエミリちゃんを思い出した紗英は、寝ている夫を……。 《2話》優等生だった真紀(小池栄子)は、真面目すぎて保護者から疎んじられるほどの小学校教諭になっていました。 ある日、学校に乱入してきた暴漢をめった打ちにしてしまうという事件が起きます。 それをきっかけに巻き起こる不信感の嵐。 《3話》晶子(安藤サクラ)は、親からずっとモラハラを受け続けてきたこともあり事件後引きこもりに。 そんな時、ただ1人の味方で、大好きだった兄(加瀬 亮)の忌まわしい性癖を知り……。 《4話》唯一、麻子の呪縛を受けていなかった由佳(池脇千鶴)は、病弱を免罪符にわがまま放題に育てられた姉に、彼女の夫の子どもを妊娠することで復讐を開始。 ただ、その報いは自分にも還ってくるのでした。 と、4人とも悲劇の結末を迎えます。 まるで、自らの罪を贖うように。 真紀の「私に幸せになる資格はありません。 それが贖罪ですから」という言葉が印象的です。 毎回、彼女たちの運命の分かれ道に忽然と現れる麻子はまるで魔女のよう。 そして最終5話では、麻子がついにエミリ殺しの犯人と対峙します。 しかし、全ては自らが犯した罪に因るものと知らされるのでした。 呪いが増大させた負の心 このドラマの大きなモチーフは「呪詛(「トラウマ」という言葉は出てこない)」ですが、その重すぎる言葉が、それぞれが元来持っていた「負」の面に作用して、結果的に悲劇を生んでしまったことの方に恐ろしさを感じます。 つまり、一番怖いのは、殺人事件や麻子の呪いの言葉ではなくて、隠していた暗黒面が成長・露呈してしまうことなのかもしれません。 「過去の『原因』ではなく、今の『目的』を考える」というアドラー心理学を、中学時代の彼女たちに読ませてあげたくなりました。 果たして、その鬱鬱とした生活はエミリちゃん殺人事件(というか麻子の呪詛)のせいなのか? 実はそれぞれが変態夫の相手や、半殺しや、ひきこもりや不倫略奪をやりたくてしているんじゃないのか? と。 10歳の少女にはとても判断が難しいことなので、その分、とても残酷ではあるのですが。 個人的には、いくら格上の相手でもこのような理不尽なことを要求されたら、「それはおかしい。 確かに自分にも落ち度はあったけど、自分はそこまでする必要はない(キッパリ)!」と言い切れる人間になりたいと思いました。 あと、大人は弱者である子どもに責任転嫁するのはやめましょう。 大人よりダメージ大ですし。 U-NEXTの無料体験の仕方は! VODサービスの比較記事は! U-NEXTの無料体験は!.

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WOWOWオリジナルドラマとして制作されたものの、評判が評判を呼び、劇場公開までされた本作。 映画「告白」やテレビドラマ「Nのために」など、ヒットを連発する湊かなえの原作を、国際的評価も高い黒沢清監督が撮ったといえばもう見るしかないですね。 物語は全5話で構成されていますが、一貫して漂う不吉な雰囲気に、冒頭から引き込まれてしまいます。 15年前、東京から転校してきた小学4年のお人形のようなエミリが、ある日の放課後、仲良し4人と遊んでいたところ、声をかけてきた男に殺されるという、むごい殺人事件から全てが始まります。 殺人事件も怖いのですが、何より溺愛する一人娘を奪われた母親・麻子(小泉今日子)が、その4人に向かって吐いた「私はあんたたちのことを絶対に許さない。 何としても犯人を見つけなさい。 でなきゃ私が納得するような償いをしなさい。 それが完了するまで、あたしは1分1秒もあんたたち1人1人のことを忘れません。 あんたたちもこの償いから逃げ出すことは絶対にできない。 覚悟してちょうだい」という強力な呪いの言葉が怖すぎです。 自分が小4だったら確実に失禁しています。 わずか10歳で、残りの人生に呪いをかけられてしまった4人の少女たち。 このドラマは、紗英・真紀・晶子・由佳の15年後を1人1話形式で描くという贅沢な手法で描かれています。 4人の女性の身に降りかかる呪い 《1話》紗英 (蒼井 優)は、事件の呪いで(と、彼女は思い込んでいる)初潮を迎えないまま成人を迎え、男性の一挙手一投足に怯える日々を送っています。 そんな時、小学校の同窓生だった地元企業の御曹司(森山未來)に熱心に愛を打ち明けられ、徐々に心を開き、人もうらやむ玉の輿に乗りますが、彼は人形しか愛せない異常性欲者だったのでした。 毎夜、人形のコスプレをさせられる紗英。 ついに初潮が来て「女」になってしまったことに絶望、離婚を申し渡す夫、呆然となりながらお人形のようだったエミリちゃんを思い出した紗英は、寝ている夫を……。 《2話》優等生だった真紀(小池栄子)は、真面目すぎて保護者から疎んじられるほどの小学校教諭になっていました。 ある日、学校に乱入してきた暴漢をめった打ちにしてしまうという事件が起きます。 それをきっかけに巻き起こる不信感の嵐。 《3話》晶子(安藤サクラ)は、親からずっとモラハラを受け続けてきたこともあり事件後引きこもりに。 そんな時、ただ1人の味方で、大好きだった兄(加瀬 亮)の忌まわしい性癖を知り……。 《4話》唯一、麻子の呪縛を受けていなかった由佳(池脇千鶴)は、病弱を免罪符にわがまま放題に育てられた姉に、彼女の夫の子どもを妊娠することで復讐を開始。 ただ、その報いは自分にも還ってくるのでした。 と、4人とも悲劇の結末を迎えます。 まるで、自らの罪を贖うように。 真紀の「私に幸せになる資格はありません。 それが贖罪ですから」という言葉が印象的です。 毎回、彼女たちの運命の分かれ道に忽然と現れる麻子はまるで魔女のよう。 そして最終5話では、麻子がついにエミリ殺しの犯人と対峙します。 しかし、全ては自らが犯した罪に因るものと知らされるのでした。 呪いが増大させた負の心 このドラマの大きなモチーフは「呪詛(「トラウマ」という言葉は出てこない)」ですが、その重すぎる言葉が、それぞれが元来持っていた「負」の面に作用して、結果的に悲劇を生んでしまったことの方に恐ろしさを感じます。 つまり、一番怖いのは、殺人事件や麻子の呪いの言葉ではなくて、隠していた暗黒面が成長・露呈してしまうことなのかもしれません。 「過去の『原因』ではなく、今の『目的』を考える」というアドラー心理学を、中学時代の彼女たちに読ませてあげたくなりました。 果たして、その鬱鬱とした生活はエミリちゃん殺人事件(というか麻子の呪詛)のせいなのか? 実はそれぞれが変態夫の相手や、半殺しや、ひきこもりや不倫略奪をやりたくてしているんじゃないのか? と。 10歳の少女にはとても判断が難しいことなので、その分、とても残酷ではあるのですが。 個人的には、いくら格上の相手でもこのような理不尽なことを要求されたら、「それはおかしい。 確かに自分にも落ち度はあったけど、自分はそこまでする必要はない(キッパリ)!」と言い切れる人間になりたいと思いました。 あと、大人は弱者である子どもに責任転嫁するのはやめましょう。 大人よりダメージ大ですし。 U-NEXTの無料体験の仕方は! VODサービスの比較記事は! U-NEXTの無料体験は!.

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