アデリーペンギン。 海氷減少でアデリーペンギンは

アデリーペンギンの性格が怖い!気性は攻撃的だが可愛らしい意外な一面も?

アデリーペンギン

南極・昭和基地近くの沿岸では、海氷が減るとアデリーペンギンの主な餌である小さな甲殻類オキアミが増えるほか、親鳥が泳ぐ範囲が広がって餌を食べやすくなり、子育ての成功率が高まることが分かった。 国立極地研究所の渡辺佑基准教授らが調査結果を24日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに発表した。 南極の海氷は温暖化で今後急減すると予想され、渡辺さんは「厚い氷に覆われている地域のアデリーペンギンは繁栄する」との見方を示した。 しかし、普段から海氷が少ない南極半島などでは悪影響を受けるとの研究もあり、さらに調査が必要という。 調査は2010年から17年の間に、現地の夏の4シーズン実施。 営巣地がある沿岸は通常、海氷に覆われているが、16~17年夏だけは海氷がほぼ消え、日光を浴びた植物プランクトンが大発生し、それを食べるオキアミも増えた。 調査は小型の全地球測位システム(GPS)かビデオカメラ、加速度記録計を計175羽に数日間取り付けて行った。 海氷に覆われている場合、親鳥が餌を食べるには氷の割れ目まで歩いてから潜る必要があり、浮上する際も割れ目を探すのに時間がかかる。 しかし、海氷がなかった夏はすぐ泳げるため、餌探しの移動距離は3倍の平均6.9キロに長くなる一方、かかった時間は2~4割少なかった。 その結果、親鳥の平均体重は雄が4.9キロ、雌が4.4キロと1割前後重く、餌を多く与えられたひなの成長も速かった。 夏の初めの巣の数が同程度だったシーズンと比較すると、11~12年夏が109個の巣で育ったひなが88羽だったのに対し、108個の巣で143羽も育った。

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アデリーペンギンの性格が怖い!気性は攻撃的だが可愛らしい意外な一面も?

アデリーペンギン

海に浮かぶ氷盤の上のアデリーペンギン。 海氷の後退と商業漁業によって主な餌のオキアミが減っているため、数が減少している。 PHOTOGRAPH BY BILL CURTSINGER, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE 約1万5000年前、3種のペンギンは温暖化をうまく切り抜けた。 しかしそのうち2種は今、大きな困難にぶつかっている。 お腹の出た体型でよたよたと歩く南極のペンギンたちだが、地球上で最も過酷な気候の一つから受ける試練を数千年にわたって切り抜けてきた。 中でもアデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンの3種は、氷床が縮小し始めたときに起こった温暖化現象の中でも、繁栄はしないまでも持ちこたえられたことが新たな研究で明らかになった。 研究論文の著者らは、これらのペンギンは気候変動の「勝ち組」だったと位置付けた。 約1万5000年から2万年前に氷が後退したことで、ペンギンが営巣できる露出した地面が広くなり、個体数の増加が可能になった。 こうした歴史的な観点は、西南極に暮らすペンギンの現状について科学者が理解する助けとなっている。 イギリス、サウサンプトン大学の博士課程学生で、今回の論文の筆頭著者ジェマ・クルーカス(Gemma Clucas)氏によると、科学者たちが現在南極半島で観測している温暖化は、これらのペンギンが過去に経験した限度に近付きつつあるという。 「私たちは今、彼らが過去に見せたのとは大きく異なる反応を目にしている」とクルーカス氏は語る。 ジェンツーペンギン249羽、ヒゲペンギン166羽、アデリーペンギン122羽の遺伝子を分析したところ、3種とも氷床が最も大きくなった最終氷期極大期後に個体数が増えたことが分かった。 しかし、現在の西南極でみられる温暖化傾向に対してはジェンツーペンギンだけが個体数を保っているようであり、他の2種は減少している。 過去には、土地が不足するという問題が起こった。 ペンギンは餌を海に頼っているが、最終氷期極大期の間は南極を取り囲む海に現在の2倍以上の氷があり、ペンギンが海に出るのを大きく妨げていた。 また、ペンギンが産卵したりひなを育てたりする露出した地面も氷河に覆われてしまった。 氷が解け始めてから、ペンギンの個体数はようやく改善し始めたのだ。 今回の研究には関わっていないヒンケ氏は、「今は氷が非常に不足している」と話す。 「その生態学的結末は、アデリーペンギンやヒゲペンギンといった種にとって困難な状況になる」という。 しかし、過去の試練とは違い、今のペンギンが抱えている問題は食料供給量の減少だ。 アデリーペンギンとヒゲペンギンは、エビに似た動物であるオキアミを主な餌としているが、その生育に必要な海氷が後退しているため、オキアミの数が減っているのだ。 さらに、商業漁業によるオキアミの捕獲や、オキアミを捕食するクジラの数の回復もオキアミの個体数減少に拍車を掛けている。 一方、ジェンツーペンギンの餌は比較的幅広く、オキアミだけでなく魚や一部のイカも食べるため、うまく対応できていると考えられる。 リンチ氏によれば、科学者たちはペンギンが生息地を移らざるを得ない事態を懸念しているが、今回の論文はこれら3種のペンギンが変化を切り抜けられることを示しているという。 しかし、「過去には運命の逆転が起こった」とリンチ氏は話す。 アデリーペンギンとヒゲペンギンがその証拠だ。 ジェンツーペンギンは今のところうまくやっているようだが、「いつまでも安泰だという保証はない」。 今回の研究論文は、6月12日付の「Scientific Reports」誌に掲載された。 PHOTOGRAPH BY BILL CURTSINGER, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE 文=Jane J. Lee.

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海氷減少で子育てしやすく 南極のアデリーペンギン 親の餌探し容易に・極地研

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南極・昭和基地近くの沿岸で子育てするアデリーペンギン(国立極地研究所の渡辺佑基准教授提供・時事) 南極・昭和基地近くの沿岸では、海氷が減るとアデリーペンギンの主な餌である小さな甲殻類オキアミが増えるほか、親鳥が泳ぐ範囲が広がって餌を食べやすくなり、子育ての成功率が高まることが分かった。 国立極地研究所の渡辺佑基准教授らが調査結果を24日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに発表した。 南極の海氷は温暖化で今後急減すると予想され、渡辺さんは「厚い氷に覆われている地域のアデリーペンギンは繁栄する」との見方を示した。 しかし、普段から海氷が少ない南極半島などでは悪影響を受けるとの研究もあり、さらに調査が必要という。 調査は2010年から17年の間に、現地の夏の4シーズン実施。 営巣地がある沿岸は通常、海氷に覆われているが、16~17年夏だけは海氷がほぼ消え、日光を浴びた植物プランクトンが大発生し、それを食べるオキアミも増えた。 調査は小型の全地球測位システム(GPS)かビデオカメラ、加速度記録計を計175羽に数日間取り付けて行った。 海氷に覆われている場合、親鳥が餌を食べるには氷の割れ目まで歩いてから潜る必要があり、浮上する際も割れ目を探すのに時間がかかる。 しかし、海氷がなかった夏はすぐ泳げるため、餌探しの移動距離は3倍の平均6・9キロに長くなる一方、かかった時間は2~4割少なかった。 その結果、親鳥の平均体重は雄が4・9キロ、雌が4・4キロと1割前後重く、餌を多く与えられたひなの成長も速かった。 夏の初めの巣の数が同程度だったシーズンと比較すると、11~12年夏が109個の巣で育ったひなが88羽だったのに対し、108個の巣で143羽も育った。

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