乖 意味。 「乖離」の正しい読み方と使い方、「解離」との違い

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乖 意味

【乖】… 「そむく」「もとる」「はなれる」「さからう」「へだたる」の意味。 【離】… 「はなれる」の意味。 「乖」は、背肉の左右に分かれる形から生まれた象形文字です。 その「背」を用いて「背く」と書くと、「そむく」と読みます。 尚、「乖」は常用漢字ではないので、日常的に使用されることはありません。 「離」に用いられている部首は「隹(ふるとり)」と呼び、「鳥が飛んでいる様子」を表します。 それが転じて、「離」は「はなれる」という意味を持つのです。 したがって、 「乖」と「離」を組み合わせた「乖離」は、 「そむきはなれること」を意味する言葉になります。 2.「乖離」の使い方と例文 ここでは、「乖離」の具体的な使い方と例文を紹介していきます。• 対象は「人」ではなく「物事・精神・数値」など 「乖離」は、 思想、人間関係、政治や金融の分野で用いられることが多く、「物事・考え方・数値」などを対象に使用することが可能です。 、人間関係においては、人と人との意見の食い違いや心の隔たりを表す際に使われます。 また、金融の世界では、「数値の開き」を表す際に使われます。 「離れてしまった」というように、どちらかというとネガティブなを持って使われるのが特徴です。 「乖離」は、人の心が離れてしまうことは表すことが出来ますが、人と人が物理的に離れることを表すことはできません。 「人」を対象にするときは、「別れ」「離別」「別離」「隔絶」といった言葉を用いて表現しましょう。 動詞として「乖離する」と使う場合 「乖離」は、 「乖離する」「乖離している」のように、動詞として使用することが出来ます。 「乖離」は、2つの物事が単純に離れるだけではなく、「そむく」「さからう」といったニュアンスも含まれる言葉です。 近い関係にあった2つのものが離ればなれになり、その一方、その両方がさからっている状態を表していると言えるでしょう。 <例文>• 日本とアメリカでは、労働に対する考え方の 差異があった。 同じ部署内の人間であっても、認識の 差異が生じることは多々ある。 「差違(さい)」との違いは? よく似た言葉である 「差違」は「差異を明らかにしたさま」を表します。 例えば、2つのものを並べた時に、その2つの大きさに差があれば、その差を「差異」と呼びます。 もし、その差がなければ「差異はない」と表現します。 一方で、2つのものを比べて、「こっちは大きいが、あっちは小さい」というような違いを指して「差違」と呼ぶのです。 4.同音異義語「解離(かいり」と「乖離」の違い ここでは、「乖離」の同音異義語である「解離」について解説します。 <例文>• There be a great gap between labor and industry in the company. その会社では、かつて労働者と経営者の間には大きな 乖離があった。 You should recognize a gap between your ideal and the reality. 君は理想と現実との 乖離を認識すべきだ。 まとめ 「乖離」は、 「そむき離れること」「離ればなれになること」を意味する言葉です。 思想、人間関係、政治や金融の分野で用いられることが多く、「物事・考え方・数値」などを対象に使用することが可能です。 「乖離」には、単に「離れる」だけでなく「そむく」という意味合いがあるため、否定的なニュアンスを持っているのが特徴です。 また、よく似た言葉に「解離」がありますが、こちらは単に「離れる」ことを意味し、化学や心理学の世界でも使われる言葉です。 「乖離」の正しい意味と使い方をしっかりと理解した上で、ビジネスシーンにぜひ活用してくださいね。

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「乖離」とは?意味や読み方・類語を解説!

乖 意味

「乖離」「解離」「剥離」の意味と違いとは 「乖離」と「解離」は、どちらも「かいり」と読む熟語です。 また、共に「離れる」という意味合いを含むことから、使い方を混同しやすくなっています。 しかし、実際の意味合いや用法は、同じではありません。 誤った使い方をしないよう、個々の意味合いをしっかり踏まえておく必要があります。 今回は「乖離」と「解離」の違いに加え、「剥離」との違いについても詳しく解説していきましょう。 「乖離」とは 「乖離」とは、「そむき離れること」という意味の言葉です。 あるものと別のものとの結びつきが離れることを指します。 「理想と現実の間に乖離がある」「人心から乖離した政治が横行している」「意見の乖離を何とかしなくては」のように使われます。 「乖離」の「乖」という字は、「羊の角が左右にわかれているさま」と「南にそむく」を表す象形から成り、「そむく」「さからう」などの意味を持ちます。 「解離」とは「はなれること」を指す点で似ていますが、「乖離」は「2つの間にへだたりがある」という部分に重きが置かれている点が違います。 また使われ方にも違いがあり、「解離」が主に化学などの用語として使われるのに対し、「乖離」は一般的な言葉として広く使われるようになっています。 「解離」とは 「解離」とは、文字通り「解け離れること」「解き離すこと」という意味の言葉です。 また、「可逆的な分解反応によって分子がいくつかの部分に分かれること」という意味もあります。 分子が分解し、原子やイオンなどより小さなものに分かれる現象のことです。 このほかに、「意識や記憶などの心的機能が失われた状態」といった意味合いもあります。 「解離」の「解」は、「刀」「牛」などの象形から成り、「刀で牛を裂くさま」を表しています。 そこから「ほどく」などの意味を持つようになりました。 「乖離」との違いは、「分解される」「ばらばらになる」といった意味合いに重点が置かれているところです。 また、主に化学や心理学の用語として使われる点も、「乖離」との使い分けのポイントとなります。 「剥離」とは 「剥離」とは、「はがれて離れること」という意味の言葉です。 また、「はがして取ること」も指します。 読み方は、「はくり」です。 「網膜剥離」「岩の表面が剥離している」「タイルが剥離しかかっている」のように使われます。 「剥離」の「剥」という字は、「皮をはぐ」「刀」の象形から成り、「はぐ」「切り分ける」などの意味を持ちます。 「剥離」はこのように、あるものの外側の部分がはがれ落ちることなどを表す言葉で、「そむき離れる」を表す「乖離」や、「解け離れる」を表す「解離」とは意味が違います。 使い分ける際は、「剥」の字の意味を踏まえると、分かりやすいでしょう。

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「乖離」「解離」「剥離」の意味と違い

乖 意味

「乖離」の読み方と意味は? 「乖離」の読み方と意味から解説します。 「乖離」の読み方は「かいり」 一見とても難しそうな言葉に見えますが、「乖離」は「かいり」と読みます。 「乖離」の「乖(かい)」は「そむく」とも読み、対象になるものごとや相手などに背を向ける「背く=そむく」と同様の意味を持ちます。 また、周知の通り「離(り)」は「はなれる」と読み、関係するものごとや状態から離れることです。 ちなみに「乖離」の「乖」は常用漢字表には載っていない漢字となります。 そのため、メディアや学校などでは「かい離」と表記する場合が多いでしょう。 「乖離」の意味は「そむき離れること」 「乖離」は「乖」と「離」が組み合わさってできた言葉ですが、意味はそれぞれの漢字が示す通り「関係するものごとや状態、また人や行動などから背中を向けた態度をとること」です。 具体的には純粋に離れるのではなく「近い関係にある一つのものから離れ、さからうこと」となります。 「乖離」と「剥離」の違いは「剥がれて取れる」 「乖離」と近い意味を持つ言葉に「剥離(はくり)」があります。 「剥離」には「剥がれて取れる」という意味があり、塗装や皮など「物質」が剥がれて取れることを指す言葉となるため、人間関係や心、気持ちが離れてしまうことを示す「乖離」とはニュアンスが異なります。 たとえば、「最近、自分の意思と行動が乖離している」という使い方は正しいですが、「最近、自分の意思と行動が剥離している」という使い方は適切ではありません。 あくまで「剥離」は物質的な剥がれを指す言葉であることを留意しておきましょう。 「乖離」の使い方と例文 続いて「乖離」の使い方と例文を挙げてみます。 「乖離」は主にネガティブな意味で使われる 「乖離」は主に人間関係や心、理念や思想、また政治や金融の分野で用いられることが多い言葉です。 たとえば「人の心の隔たり」や「数値の開き」など、ネガティブなニュアンスを持って使われるが特徴とも言えます。 どちらかと言えば、「離れてしまった」「離れてしまっている」という意味合いで文脈に用いられるため、後に「乖離」によって生じた混乱や問題を改善することが必要になる場合が多いでしょう。 「乖離率」は株価移動平均線と株価の「かけ離れ率」のこと 「乖離」を使った熟語表現で株式投資で使われる言葉に「乖離率(かいりりつ)」があります。 「乖離率」とは株価が移動平均線からどのくらいかけ離れているのか、指標に数値化したものです。 移動平均線を軸に「離れ具合」で株が「買われ過ぎているか」「売られ過ぎているか」を判断することが「乖離率」を算出する目的となります。 「乖離」を使った例文 「乖離」を使った例文を5つ挙げてみましょう。 政治における主張と実際の行動は乖離しているように見える。 乖離しているのは理想と現実だけではなく、夢と実生活もそうである。 予想した数字と実際の数字に大きな乖離が見られる。 相手の言葉の受け取り方に乖離があったようだ。 部長と課長が持つ理想は乖離している。 「乖離」の類語と英語表現は? 最後に「乖離」の類語と英語表現について解説しましょう。 「乖離」の類語は「隔離」「絶縁」「分立」 「乖離」の類語には、ものごとから離れる、また隔てがあるという意義を持つ「隔離」「絶縁」「分立」「縁切り」また「離別」などが挙げられます。 どの類語も一つのものから離れ、背を向けるという意味がありますが、言い換えをする時は適語を選ぶようにしましょう。 たとえば、ある状態から隔てて離れてしまうなら「隔離」、夫婦や家族が離れてしまうなら「離別」、グループの一部が離れてしまうなら「分立」と言い換えをすることができます。 「乖離」の英語表現は「diremption」 「乖離」を英語でストレートに表現すると「diremption」また、離反の意味を持つ「estrangement」となります。 しかし、文法を用いて表現するなら、「絶縁する=lose touch with」や「現実から隔離する=differ from reality、become detached from reality)」などを使うと良いでしょう。 まとめ 「乖離」は「かいり」と読み、意味は「そむき離れること」となります。 主に人の心や気持ち、理念や思想、また政治や株式の分野で使われ、「心や考えの隔たり」や「数値の開き」を表す時に用います。 また「乖離」に似た言葉「剥離」には「物質的に剥がれ取れること」という意味があるため、心や理念に対して使われる「乖離」とはニュアンスが異なります。 「離れる」という同じ意味を持ちますが、使い方には気を付けるようにしましょう。

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