にゃん どん 鹿児島 弁。 薩隅方言

薩隅方言

にゃん どん 鹿児島 弁

『西郷どん!』第2回。 第1回に比べて、「伝わりづらい鹿児島弁」が減ったような気がします。 【あいちゃしもた】=【しまった!】のような意味合いで使うんですが、具体的にこれ、という訳が思いつかない(笑)。 今でも鹿児島で使われている方言です。 お茶碗をひっくりかえしても【あいちゃ!】と言うし、雨が降っても【あいちゃ!】と言うし。 何か困ったことが起きた時・してしまった時にとっさに出る感嘆詞? ニュアンスとしては【痛い】を含んでいる(何かしらのダメージを受けている)と私は思うんですけど実際はどうなんでしょうね。 鰻を持ち帰れずエビだった時の菊ちゃんの「あいちゃ、だんま…」もダメージ受けてますよね。 ちなみに【だんま】は手長エビのことだそうです。 ドラマを見て、私は勝手にザリガニなんだと思っていました。 見直したら確かにエビでした! 【どげんかせんといかん】は東国原宮崎県知事の決め台詞として有名になりましたね! 東国原氏は鹿児島に隣接するの出身。 はかつて領だったため、鹿児島弁に近い諸県弁を話すのだそうです。 なので、【どげんかせんといかん】は鹿児島弁。 宮崎弁では【どげんか】ではなく、【どんげか】と言うそうですよ。 ちなみにこの時井之上様への賄賂の隠れ蓑に使われたトイモガラは、 ハスイモの葉柄(ずいき)のことを鹿児島ではトイモガラと呼んでいる。 (出典:) 私は食べたことはない…ような気がします。 あと、井之上様が【井上】ではなく【井之上】なところが鹿児島っぽい! 鹿児島には【之】が入る苗字が多いです。 食べんね! 一平 白かお米が入っちょっ! ふき 一平。 吉之助 よかで、遠慮せんで食わんか 一平 うん! うまかあ! 吉之助 ほい、ふきどんも ふき 頂きもす。 …米っちゅうのはこげんうまかものですか 平六 こいたちゃいっぺんも白か飯を食ったこっがなかとです 吉之助 そ、そうじゃしたか…さあ、もっと食べんね 吉之助 そうだ腹が減ってるだろう。 食べなさい! 一平 白いお米が入ってる! ふき 一平。 吉之助 いいから、遠慮せんで食べなさい 一平 うん! おいしい! 吉之助 ほい、ふきさんも ふき 頂きます。 …米というのはこんなにうまかものですか 平六 こいつらはいっぺんも白い飯を食ったことがないのです 吉之助 そ、そうでしたか…さあ、もっと食べなさい 【食べんね!】は、子供のころから母親に一番言われる言葉じゃないでしょうか。 吉之助はやさしく【さあ食べて!】というニュアンスで言ってますが、私が親から言われてきたのは【好き嫌いしないでもっと食べなさい!】の意味なので、トーンが違いますけど…笑 久しぶりに帰省したりすると、母親の【食べんね!】攻撃で(こっちはいい意味の食べんねです)確実に2キロは太りますよね。 あるあるですよね。 うんにゃ。 大山 ほんのこて学問ば~っかしちょったで。 有馬 ほら正助! もっと飲まんか! 正助 んにゃんにゃ。 ちと胃が痛うて。 俊斎 またか。 頭はよかどん相変わらずひ弱なやつじゃ。 吉之助 正助さんには記録所の仕事はぴったりだ 大山 本当に学問ば~っかりしてたからな 有馬 ほら正助! もっと飲まないか! 正助 いやいや。 少し胃が痛くて。 俊斎 またか。 頭はいいが相変わらずひ弱なやつじゃ。 【んにゃ】は【うんにゃ】【んな】とも言います。 意味は【否】。 私は子供のころは鹿児島弁にあまりなじみがなかったので、はじめて【うんにゃ】を意識したのは、鹿児島出身の漫画家・さんの漫画に出会った中学一年のころでした。 鹿児島が舞台ではないマンガでも、【うんにゃ】を多用してらしたんですよね。 「うんにゃ マリーニはうんにゃ」 (出典:『』) という私の中でマンガ名セリフベスト5に入る名言があるのですが…わかる方だけわかってください笑 うんにゃの使い方の斬新さに中一の私はあこがれたのでした。 話が逸れましたね。 さらに私の個人的な感想ですが「んにゃんにゃ。 正助 斉彬様に会いに行っとか。 あんまいな思い込みは禁物じゃっど。 吉之助 ほんのこつ吉之助さあの気持ちは斉彬様に届っとか? 今焦って動いて、調所様にお咎めを受けるようなこつでんなったらどげんすっとな。 吉之助さあ! 吉之助 …おいは正助どんの知らんところで一度だけ斉彬様に会うちょ。 そん時死んではならんち言うてくださいもした。 また会おうち言うてくださいもした。 正助 斉彬様が… 吉之助 あんお方にそげん言うてもらわんかったら、おいはもうとっくに死んじょった 正助 なんち! 吉之助 ここでこん腕の腱を切られて刀を持てんごなった時に死んじょった。 じゃっでわかっど。 あん御方なら苦しんじょっ民を思うちくれるち。 おいは斉彬様を信じちょっ。 正助 吉之助さあ! 吉之助 正助どん。 正助 斉彬様に会いに行くのか。 あんまりな思い込みは禁物だぞ。 本当に吉之助さあの気持ちは斉彬様に届くのか? 今焦って動いて、調所様にお咎めを受けるようなことにんでもなったらどうするんだ。 吉之助さあ! 吉之助 …おれは正助どんの知らないところで一度だけ斉彬様に会っている。 その時死んではならんと言ってくださいました。 また会おうと言うてくださいました。 正助 斉彬様が… 吉之助 あのお方にそう言うてもらわなかったら、おれはもうとっくに死んでいた 正助 なんだって! 吉之助 ここでこの腕の腱を切られて刀を持てなくなった時に死んでいた。 だからわかる。 あの御方なら苦しんでる民を思うちくれると。 おれは斉彬様を信じている。 ayanoaya.

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鹿児島人が解説!大河ドラマ『西郷どん』を100倍楽しく見るための鹿児島弁講座

にゃん どん 鹿児島 弁

概要 [ ] 薩隅方言の位置づけ [ ] 「薩隅」とは、文字通り九州南端の西に位置すると、東に位置するの両方に通じるものとして総称されたものである。 この地域の方言はニュアンス的な差異はあるものの、大別すれば同一の方言圏に属する。 なお、九州のこのような方言分類としては他に、「」と「」とがある。 つまり九州の方言は大きく3つのブロックに分かれることになる。 「よか」のようなや「ばってん」などの九州方言らしい特徴は肥筑方言に多く、薩隅方言は「子音で終わる語」(母音の脱落)を発達させるなど特殊化が進んでいる。 宮崎県南西部の諸県地方はの支配下にあったことから、薩隅方言圏であり、と呼ばれる。 ただしは、現在では化が進んでいる。 鹿児島県の大部分がであるのに対し、宮崎県・から鹿児島県・にかけては、宮崎県は鹿児島同様二型アクセント、宮崎県とはである。 このように薩隅方言の中での地域差も大きく、例えば薩摩地方の中でさえ、県境付近の(など)と末端のやなどでは、同じ方言とは思えないほど語彙や言い回しに大きな差異がある。 マスメディアが発達した現代でもこうした多様性は色濃く残っており、生粋の同県人同士でも言葉の取り違えが原因でトラブルが起こる事も多々あるという [ ]。 区画 [ ] 薩隅方言の内部は、以下のように区分される。 薩摩と大隅の間に境界線は引かれず、むしろ薩摩半島南端部や大隅半島南端部(・)の方言に特色がある。 離島方言はそれぞれに特色があり、特に種子島方言は薩隅方言的特徴が薄く、独自色が強い。 薩隅諸方言• 薩隅諸方言• ・方言• 薩摩南端方言• 離島方言• ・方言• 方言(を含む)• 北部方言• 南部方言• 東諸県方言 音韻 [ ] 音節の運用 [ ] が種類によらず同じ長さで発音され、の単位がない。 も専ら音節単位でつけられ(他の多くの方言ではモーラ単位)、日本語としては珍しい「」の部類に入る。 すなわち、薩隅方言では音節数と拍の数との間に齟齬がなく、両者はつねに一致しているので、モーラという概念を導入する必要がないのである。 促音化 [ ] 薩隅方言の特徴として語中・語尾の狭母音の脱落による化がある。 鹿児島市や薩南の一部では動詞語尾の「る」も促音化する。 これにより、薩隅方言では多数の同音異義語が生まれている。 たとえば、「靴」「首」「口」「釘」「櫛」「来る」などの単語はすべて「クッ」と発音されるという。 etc• etc• etc について母音の短音化が行われる例は少ない。 一般人の人名については高齢者でも短母音化させる傾向は少ない。 そのため「使用頻度の多い音節に対して、の使用頻度を下げ、疲労を軽減させ発語の速度を上げるための変化」とも言える。 その他 [ ] 語尾の二・ヌ・ノ・ミ・ムはンに変化しやすい(例)カン(紙)、ヨン(読む)。 ラ行音、特にリ・ル・レは、イに変化しやすい(例)クイ(栗)、クイマ(車)、コイ(これ)など。 またラ行音はダ行音に変化しやすい(例)ダッパ(らっぱ)。 ただし直前がシの場合はタ行音になる(例)ウシト(後ろ)、ハシタ(柱)。 一方、下甑島・種子島・屋久島では逆にダ行からラ行への変化が聞かれる。 鹿児島市や県北を除いて、ヂとジ、ズとヅのの区別が認められる。 主に薩摩半島南部や上甑島・屋久島・種子島で、ガ行がある。 これらの地域では同時にカ行・タ行の濁音化も聞かれる。 アクセント [ ] 薩隅方言の主流はである。 二型アクセントでは、すべての語はA型とB型の2種類どちらかに属し、音節数に関わらずアクセントの型は2種類に限られる。 鹿児島市など鹿児島県の大部分で用いられる主流アクセントでは、A型はの最終音節の一つ前の音節のみが高くなり、B型は最終音節のみが高くなる。 一音節語の場合、A型は音節内部で下降、B型は高く平らに発音される。 付属語が付くと、高い部分はその分後ろにずれる。 例えばA型の「飴」は単独では「 アメ」だが助詞「が」が付くと「ア メガ」である。 B型の「雨」は「ア メ」だが「アメ ガ」となる。 薩隅方言ではアクセントはではなくを単位として付与されるので、語中の(ッ)、(ン)、連母音後部、、したは、その直前の拍と結合して一つの単位となる。 たとえば、「父さん」(A型)は「トー・サン」の二音節に分けられ「 トーサン」となり、「人情」(B型)は「ニン・ジョー」と分けられ「ニン ジョー」となる。 一方、甑島では拍単位でアクセントが付与される。 複合語の場合は前部要素によってアクセントが決定される。 すなわちA型「日」とB型「傘」の複合した「日傘」はA型、B型の「靴」とA型の「底」の複合した「靴底」はB型である。 接頭辞も複合語の前部要素と同じように作用するが、なかにはそれぞれが独立性を保つ場合もある。 例えば「 ダイイチガ クネン」(第一学年)など。 「 テンノータンジョー ビ」(天皇誕生日)のように、語意識としては一語でありながら、二語的なアクセントを示す例もある。 指定の助動詞「じゃ」も固有のアクセントを持ち、前部の名詞・形容詞とは分離される。 (例) アメジャッ タ(飴だった)、ア メジャッ タ(雨だった)。 枕崎のアクセントは鹿児島主流アクセントが変化してできたものと考えられている。 の北部は枕崎と似たアクセントだが、南部ではアクセントの型区別が曖昧である。 宮崎県・から鹿児島県・付近には、尾高が分布する。 尾高一型アクセントとは、全ての文節で最終音節を高く発音するもので、二型アクセントのA型がB型へ統合したものと考えられる。 文法 [ ] 動詞 [ ] 薩隅方言を始め九州方言には、が残存している。 また「貸す」「探す」など共通語のサ行動詞や、「できる」「落ちる」などの動詞も下二段活用となる。 共通語の上一段動詞の多くや、「寝る」「出る」などの二音節の下一段動詞は、薩隅方言では五段活用となる傾向がある。 動詞の活用 活用 例語 未然 連用 終止・連体 仮定 命令 意志・推量形 五段 聞く キカ-ン キッ-セエ、キッ-モス、キイ-タ キッ キケ-バ キケ キコ 下二段 上げる アゲ-ン アゲッ-セエ、アゲ-モス、アゲ-タ アグッ アグレ-バ アゲ アグ カ変 来る コ-ン キッ-セエ、キ-モス、キ-タ クッ クレ-バ ケ ク サ変 する セ-ン シッ-セエ、シ-モス、シ-タ スッ スレ-バ セ ス 連用形に接続する「セエ」は、「て」にあたる。 「モス」は「ます」にあたる丁寧のである。 形容詞 [ ] 形容詞は、薩摩では「(高)タカカ・タッカ」のようなと「タカイ・タケ」のようなイ語尾を併用する地域が広く、大隅・諸県ではイ語尾がかなり優勢である。 イ語尾の場合、終止形で連母音が融合した「タケ」(高い)、「サミ」(寒い)のような形を、他の活用形にも使って「サミカッタ」「サミカロ」のように言うようになっている。 形容詞の活用 活用 例語 連用 終止・連体 仮定 意志・推量形 カ語尾 赤い アカカッ-セエ、アコ、アカカイ-モス、アカカッ-タ アカカ アカカレ-バ、アカカリャ、アカカヤ アカカロ イ語尾 赤い アケッ-セエ、アケ、アケカイ-モス、アケカッ-タ アケ アケカレ-バ、アケカリャ、アケカヤ アケカロ 助動詞 [ ] 断定の助動詞には、「ジャ」「ジャッ」「ジャイ」があり、いずれも「ジャル」から生じたものである。 枕崎には「ダッ」、下甑島には「ダ」があり、上甑島や屋久島には「ヤル」「ヤ」がある。 推量には、「-ジャロ」もあるが、「終止形+ド」を用いる。 ただし区別は失われつつあり、どちらも「チョル」で言う傾向がある。 他に、助動詞には以下のものがある。 …ない。 …なくて。 …させる。 …られる。 …ます。 (メーラスル・マラスルは甑島のみ)• ガナル・ワナル:可能。 …られる。 …ようだ。 …たい。 (例)イコゴチャッ(行きたい)• ゴワス:丁寧な断定。 …です。 助詞 [ ] 理由を表すには、本土で「デ」、種子島・屋久島で「カラ」を用いる。 「けれども」にあたる逆接の接続助詞には、本土で「ドン・イドン・ドンカラン」、本土南部や、種子島、屋久島、などで「バッテン・バッチェン・バッテ・バッチ・バッ」などを用いる。 には九州の他地域と同じく「ト」を用いる。 他に薩隅方言に特徴的な助詞を挙げる。 カラ:往来の手段。 ズイ:帰着点。 ギイ:分量・程度。 ケ:往来の目的。 セエ:「て」にあたる接続助詞。 セカ:限定。 ハガッチャ:限定。 ダイ:終助詞。 ド:終助詞。 (例)ネド(無いですよ) 敬語体系 [ ] 薩隅方言ではをよく使う。 「ありがとう」を「アイガトモサゲモシタ」といったりするが、これは逐語的には「有難う・申し上げ・申した」がなまったものであるという。 また、やはり、話す相手が目上・年下で、薩隅方言を使い分ける。 エピソード [ ] 標準語に入った薩隅方言 [ ] この節はなが全く示されていないか、不十分です。 して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2019年9月) 標準語となった薩隅方言としてよく「おい」、「こら」と運動部などで体罰の隠語として使われる「ビンタ」の3つがあげられる。 明治時代のはの力が強く、は元薩摩藩士が多かった。 「おい」「こら(「これは」=「あなた」の意)」は彼らが市民の注意をひく際に用いた薩隅方言の言葉で、これが定着して、今日の標準語で広く使われるようになったもの。 後に態度の悪いとの意味で使われるようになった。 また、『ビンタ』は薩隅方言では単に頭を指す意味に過ぎないが、その昔に大学の運動部や下士官がいた鹿児島県出身者が指導と称して後輩などの頬っぺたを引っぱたいた事を取り違えて定着したといわれる。 鹿児島人は、気心がしれた相手や目下の人間に対してなんらかの動作を求める際に、関連の名詞などを無造作に言い放つ傾向が強い。 他にも同様に薩隅方言の単語が別な意味として定着した例があると思われる。 暗号に使われた薩隅方言 [ ] 中の1943年にから日本へ寄贈された2隻ののうちの1隻、には軍事代表委員のが便乗することになっていた。 当時日本のと在独間の交換は、を用いたを使用していた。 ところが、戦況の悪化に伴い使用が困難になった。 そこで、重大機密事項である潜水艦U-511の出航に関する情報交換に採用したが「 早口の薩隅方言」だった。 出航前後に十数回、堂々とを使って話を伝えた。 は当然のことながらこの通話をし、さまざまな方法で暗号のに努めたものの、最初はどの国の言語かもわからなかった。 中のの言語まで調べた挙句、(現・)出身の日系二世・の手により、ようやく薩隅方言だと特定された。 なお、『』でも、のがを作るという情報を薩隅方言で話した内容が傍受され、声の主が恩人だとわかったが義理と職務のはざまで苦悩しつつするシーンが描かれている。 薩隅方言は人工言語? [ ] この節はなが全く示されていないか、不十分です。 して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2019年9月) 薩隅方言は、アクセント等がやと大きく異なっていることはもちろん、他のと比較しても、語韻の踏み方や間の取り方、言い回しなどが大きく違っていて、耳にした者に強い印象を与える傾向がある。 中央の言葉とは全く異なる言葉を使うことで情報の漏れを防ぎ、幕府のの侵入を難しくする、他国人を言葉で聞き分けるといったことを企図して、薩摩藩が意図的に自国の言葉を作り替えたのだ、というものである [ ]。 たとえばの「・七つの影法師の巻」内においてが薩摩藩についてこのような発言をするなど、時代劇において薩摩藩の優れた戦略性、手強さを盛り上げるエピソードとして使われることがある。 但し、この言説については、信頼できる言語学関連の学会で肯定的に取り上げられたことはない。 語彙をめぐるエピソード [ ] 南の玄関口として栄えた地域だけに、特に近世以後は外来語が方言に取り込まれたという例もある。 という意味で使われる「ラーフル」という言葉は標準語ではなじみが薄いが、外来語由来であると推測されている。 語源は諸説あるが、一説によればオランダ語のrafel(擦る・布きれ)が由来であるらしい。 ただし、この単語は鹿児島以外でも宮崎・愛媛などで使われており、で説明できるという向きもある。 特徴的な単語の例として、「いした」(地域によって「いして」「い(ひ)っちゃ」「いっちゃび」などとも言う)という言葉がある。 語彙例 [ ] (五十音順)• アイ:単数三人称代名詞。 「あれ」という代名詞が変化したもので、「彼」「奴」の意。 同様にして「これ」を「コイ」、「それ」を「ソイ」という風になる。 アイドン:複数三人称代名詞。 アイガトゴワス:ありがとうございます。 アイガトモシャゲモシタ:ありがとうございました。 アキネ:商い。 一人称代名詞。 アチ:熱い。 アッタカン、シタンドン:有ったかも、知れないけれど。 アッタラシカ:もったいない。 アッパッ:持て余す。 いっぱいいっぱい。 アップチャ:雨蛙。 アマメ:ゴキブリ(油虫)。 アマン:酢。 アンター:あいつは• イオ:(生きている)魚。 「魚=ウオ」からの転移 [ ]。 イケン、シタトナ? :どう、したんだい? イズン:• (お湯などが)熱い。 イッカスッ:言い聞かせる。 教える。 イッキ:すぐに。 「一騎来んめ(第一騎が来ない間に)」が省略されたもの。 「戦時における第一の騎馬が攻めてこないうちに」という意味。 これに似た表現として「太刀んこんめ」というものがあった。 「一太刀が来ない(振り下ろされない)間に)という意味。 イッスカン:気に入らない。 一つも好かない。 一時(いちとき)の促音化。 イッペコッペ:あちこち。 イブスッ:• イミシタン:意地悪な。 ウイケ:売り買い。 ウケ:多い。 ウッカタ:女房(家方[うちかた]の訛り)。 ウッタクッ:殴る。 また「ウッサクッ」と変化している場合もある。 ウッゼラシカ:うるさい。 (『セカラシカ』より、きつい言い方)。 ややこしい意にも用いる。 ウド:空っぽ。 ウルエ:潤い。 ウンナゲン:うちの、私の• ウン:海。 (ウミの転移)• ウンベ:むべ(郁子:アケビ科の果物)• 美味しい。 筑肥方言では「ウマカ」。 例: ンナ コワ ホンノコチ ウメッ ホンノコイ ウメナァ 訳 うわ これは 本当に 美味しい。 本当に美味しいですねぇ• エジ:ずるい(エジワロ=ずるい奴)。 現代語の「エグい」にも通じる。 オ:鯨の肉。 オイ:「俺」。 男性一人称代名詞。 俺たち。 一人称代名詞でもある。 「おいどま(俺共は)」の形で使われることが多い。 オカベ:豆腐。 の生き残り。 厚揚げはアゲオカベ。 昔は上方でも「おかべ」と言っていたものが鹿児島に残ったものである。 白壁が語源。 オジ:おそろしい、怖い。 正確には、「オジぃ」という風に伸ばすのが元々の用法だったと思われる。 オジャッタ:いらっしゃった。 オジャッタモンセ:いらっしゃいませ。 オセ:遅い。 既婚者。 目下の者の成長を評して使うことも。 長(おさ)の転訛? オットッ:強奪する。 「オットル」のさらに短縮化したもの。 オテケル:(病などが)悪くなる。 腫れ物が大きくなるような現象もこう称する。 オテシキ:だいぶ、(雨がー降った)。 思いっ切り。 また「オテッキ」と約めるところもある。 オドモン:横着な人(横道者の訛り)。 オナゴンケッサレ:(軟弱な男性に対して)女の腐れたもの=女々しい。 オハン:あなた(「おはんな」と言えば「あなたは」の意)• オマンサァ:あなた様。 (「お前様」が訛ったもの)• オモサマ:思い切り。 オヤットサァ:お疲れ様。 オラン:(大声を)だす。 オラン:居ない。 (「居らん」の意)• 漢字表記は唐芋。 中国()からの伝来とされているため。 カカジル:(痒くて)かく• カゴンマ:鹿児島• カシワ:鶏肉• カズン:嗅ぐ。 「カズむ」ともいう。 カタル:喋る。 (語る)• ガッツイ:丁度。 本当に。 カッカイ:おんぶ• ガネ:蟹、かき揚げ• カラウ:背負う• ガラッパ:河童。 ガラッパグサ:ドクダミ• ガンタレ:利かん坊、暴れん坊。 役立たず。 (「ガンを付ける」という不良用語に近い)• カンノケ:髪の毛。 ギ:議。 キチイ:(体力的に)きつい• キッサナ(ネ)カ:汚い。 (きたないが、キシャネと変化している)• ギッタ:ゴム。 (ギッタマイ=ゴムボール)• キバレ! :頑張れ! (気張れ)• キヒカ:厳しい。 キビル:(紐とかを)結ぶ、(髪の毛を)結う• 食い物。 ギー:~時(動詞の後に来る)。 ~ギ:~まで。 標準語で「切り」。 「これっきり」を「これギィ」という風に用いる。 キンキン:正座• キンゴキンゴ:ピカピカ• キンナゴ:キビナゴ• クイマラン:(やらなければいけないことが)なかなかできない。 (諸県)• クジル:(鼻の穴などを)ほじくる。 クセラシカ:大人びた。 生意気だ。 (年少者に対して)• クッ、クライ、クレ:来る、暗い• グラシカ:可哀そうだ、気の毒だ。 ゲー:家。 「アタイゲー」は「私の家」、「オイゲー」は「俺の家」と考えればよい。 物理的な家を指す場合もあるが、「家族」「一族」などの所属を指すこともある。 ケケケ:「貝を、買いに、行く」ところです。 最初の[ケ]が貝、2番目の[ケ]が買う、3番目の[ケ]が、現在進行形を意味する。 ケシン:死ぬ。 「ケシンミャッタ」は「亡くなった」の意。 ケシンボ:ずるい・ずる賢い人間。 ケスイバッ:ひょうきんな人。 ケヲケケケ:貝を買いに来い(70年代この歌詞の入った歌を歌ったグループがいたが…)。 ゲンネ:恥ずかしい。 コエ:(体力的に)きつい• コケケ:買いに来い。 「コケ」が「買いに」、最後の「ケ」が「来い」を意味する(目下の者に使う表現)。 コケケ:此処に来い。 この場合の「コケ」は「此処に」を意味する(目下の者に使う表現)。 コケオジャタモンセ:こちらにおいで下さいませ(目上の者に使う表現)。 ゴイ:瓜• コッ:蜘蛛。 此処(ここ)。 ゴテ:手足• こまかいの訛り。 サス(ン):刺身。 サルッ:歩き回る。 サンカ:寒い。 ジゴロ:地五郎と書き、田舎者の意。 ジサン:爺様。 (ばさん:婆様)• シタン:知らない。 (知たん)• シッチョ:知っている。 正確には「シッチョる」。 シモンソ:(そのように)しましょう。 「シモンソカイ」は「しましょうか? シヤッガ:~されるでしょう(尊敬語)。 ジャッタケ:そうだったかな。 (最後の「ケ」は疑問を表す接尾語。 標準語の「~かな? 」と同意)• ジャッチ:そうだがしかしという反語。 相手の話に同意する表現。 (同意を意味する)(目下の者に使う)• ~ジャンサイ:そうでございますとも。 (目上の者に使う)• ~ジャンサー:~と言うことでございます。 ショチュ:焼酎。 「ソツ」とも。 ショチュンジョウケ:酒のつまみ• ショチュノンゴロ:酒飲み。 シャイモガ:わざわざ• ~ジャッセン? :~だよね。 ~じゃない? 主に県北西部の川内地方で用いられる言葉。 シュベ:商売。 ジンシャ:。 シンペ:心配。 ス:穴。 シイノス、ジゴンス(尻の穴)。 が語源ともとれる。 スカン:好きではない。 「好かん」。 スカンド:好きではないですよ。 します。 スッタイダレタ:「すっかり疲れた」。 スッパイ:やっぱり。 川薩では全部の意味。 ズルッ:全部• スンクジラ:部屋の隅• ズンバイ:いっぱい。 -食べやん=いっぱい食べなさい。 ズンダレ:(服装などが)だらしない。 ずり落ちている。 (「ずり垂れる」の訛り)• センデ:• センド:しませんよ。 ソガラシイ:ものすごくたくさんな様子。 ソゲン:そのように。 ソゲンナ:そうなのですか。 ダイカ:だるい。 (だいか、おらんな? タイガイ:大体。 ダイサア:どちら様(誰様が訛ったもの)。 (ダイサア、ジャヒケ? ダイヤメ:。 (「だれやめ」が訛ったもの)。 ダカラヨ:そうだ。 )(同年代にしか使わない)• ダッキショ:落花生• タマガッ:驚く。 (「魂消える」の訛り)• ダレル:つかれる。 ダンブクロ:麻袋(蘭袋が訛ったもの)• :掛け声の一種。 幕末ごろにできた方言とされる。 チョッシモタ:しまった。 「ちぇっ、しまった」の意。 チゴッ、チゴド:違う、違うよ• チンガラッ:滅茶苦茶などを表す語。 「ちーん、ガラガラ」と崩れる様。 チンタカ:冷たい。 ツクジル:(やたら箸で)つっつく。 「くじる」ともいう。 総じて力のあることや、物の大小についても強いという表現を用いる。 ~ッド:~ましょう(動詞の後)。 ほどほど。 テゲナ:(1)けっこうな。 たいそうな。 (2)いい加減な。 適当な。 現代語では「けっこう」な。 デゴン:大根。 疲れて面倒だ。 テナモン:老人、年寄り。 (年な者の転化)• テネゲ:手ぬぐい、タオル。 「チョノギ」とさらに訛る例もある。 ドケ:何処に。 ドケイットコイ:何処に行くところかね(目下に使う表現)。 ドゲン:どのように。 (どげん、すっとな? トゼンナカ:徒然なか。 寂しい。 心細い。 ドッ:何処• ドッサイ:沢山。 (「どっさり」の訛り? トナイノ、イエギ、ウッコワシヤッタモンジャッガ:隣の、家まで、壊してしまったもんだ。 ドン:どの(場所)。 用法例;ドン桜島(どの桜島)• ~ドン:~けれど。 用法例;好キナコト言ウドン(言うけれど)• ~ドン:敬称(殿)。 用法例;オイドン(我々)、ワイドン(お前たち)、アイドン(彼等)• ナオス:片付ける• ナゴキャンサンジャシタナァ:長いことお見えになりませんでしたね。 ナイゴッナ? :どうしたの? 何をしているの? ナイゴテ:どうして(-そげんことをすっとよ? ナバ:椎茸• ナマスカン:意地悪な(言動)• ナンカカル:(壁や人などに)寄りかかる。 (なんかかっていい? )何か買っていい? ではない。 ナンマンサー:仏壇。 仏壇の中の仏様。 ニセ:若い青年。 二才(ニサイ・15~25歳頃の未婚青年)を指すが、それより目下の少年も含んで使われることもある。 「よかにせ」などのように形容表現と併用されることが多い。 ニッタクイ:煮物料理。 素材名を前につけて使う。 ニモン:縫い物• ヌサン(ノサンを参照):たまらない• ネタコズガ、ヒヒントワルタ:泣いていた子の機嫌がすぐに直るさま。 ネマル:腐る(鼻がネマル- 非常に臭い時の描写)• ノサラン:かなわぬ夢みたいなこと。 「(運命的に)ついていない」の意。 ノサル:夢がかなう。 金持ちになる。 目立つ。 ノサン:(仕事などが)大変だ。 ノンベ:酒飲み(飲ん兵ぇの訛り)• ノンカタ:酒の飲み会。 ハシ:はっきり。 しっかり。 (ハシとせんか! 現代語では「キリッとせんか」。 ハッチタ:去った。 ハッチラッドン:身なりが極端に貧相な様子(の人)• ハワク: ごみをほうきで はく• 臆病者。 ヒッカブル:(おしっこを)もらす。 (液体を)受動的に浴びることを指す場合もあるが、単体で使われる場合は大抵前者(おもらし)である。 ビッキョ:蛙。 )(一部の若い世代では「ビッキョ」=「かえる」から、帰宅部のことを「ビッキョ部」と言う)• ヒッタマガッ:非常に驚く。 ビハナ:昼間の花火• ビビンコ:肩車• ヒンガ、ヨカ:かっこ良い! 「品」が良い• ヒンガ、ワイカ:かっこ悪い! ビンタ、ビンテ:頭。 ヒンダリ:だるい。 つかれた。 「ダレる」に強めを前置している。 ビンタンケ:「頭(ビンタ)の毛」。 フ:運。 主に持って生まれた得のように用いられる。 「符(ふ・めぐりあわせの意)」からきている? ブエン:食用となる生魚・鮮魚。 一部地域では「刺身」。 干物などのように塩をふっていない魚(無塩)。 ブニセ:醜男。 「ニセ=二才」は(若い)男性の意。 ブント: 悪い意味で 全く• ブントヘ:全く駄目。 フゾ:財布• ヘ:おなら。 灰(特に鹿児島市桜島からの火山灰)。 前出の連母音融合の項にて説明の通り、このように短くなる例が鹿児島圏では多い。 ベブ:牛• ボエ:物覚えが悪い。 ホケ:湯気• ボッケモン:向こう見ず。 豪胆な人。 豪傑者。 ホガネ:(ネ=ない)(人に対して)どうしようもない。 しょうがない。 考えがない。 頭が悪い。 「穂」が無いや「帆」が無いように喩えられるが、の「ホンジナシ」(無し)と共通の語源と考えられている。 マコテ:実に。 マッキッタ:狂ったようになること。 頭が巻き切る。 マッポシ:障害物が無い様子(隣の家の部屋が - 見える)。 ストレートに、の意。 マギル:曲がる• マクンナ:負けるな• ミナモロタギーナニターシヤッカモヨ:みんなもらったときは喜ぶかもよ。 ミシタン:会ったことがない。 (「見知らぬ」の訛り)• ミッシャナカ:可哀そうな。 「みとなしい」の意。 ミヤコンジョッ:• ミン:耳。 「みみ」の短縮化。 ミンゴミンゴ:きれいに、立派に• ミンチャバ:耳朶• ムッシャナカ:可哀そうな。 ムシクレバ:虫歯。 (虫食らい歯の転化)• メーゲ:しゃもじ。 「めしげ」• 「ムジぃ」ともいう。 モヘ:もう。 早くも。 (「もはや」が訛ったもの。 モンノベ:物覚え。 ヤッケタ:困った。 ヤッセン:駄目。 臆病者。 ~ヤッデ…:~だから… 接続詞。 主に受け答えで用いる。 ヤドロイシ:うるさい• ヤマンコッ:女郎蜘蛛(山の蜘蛛の意味)。 山芋掘りは難儀な作業なので、転じて、難しいことを喋ることをこう称する。 酒癖の悪い人が座を白けさせるときに使うことが多い。 ヤンカブイ:髪の乱れている様。 身なりの汚い人。 ユナチヨ:言わないでよ。 (動詞に「ナ」がつくと否定になる。 「チヨ」は要請を意味する接尾語。 ユクサ:ようこそ。 よくぞ。 (ゆくさ、ゆちくれた=よくぞ言ってくれた)• 「良い」+「若い男性」• ヨカオゴジョ:美女。 「良い」+「お嬢さん」• ヨカド:良いよ。 ヨカフ:素晴らしい風情。 ヨクロタ:酔っ払った。 ヨクロンボ:酔っ払い。 ヨソエ:装い。 ヨダキ:(諸県?)疲れた、面倒くさい。 ヨダキンボ:(諸県?)面倒くさがり、なまけもの。 ヨメジョ:お嫁さん。 (トウモロコシの意味もある)• ラーフル:黒板消しの総称• ワイ:二人称代名詞。 「おまえ」の意。 「(関西弁で)われ」。 お前共。 あなたがた。 ワッコ:(目下の者に対して)おまえ。 「ウザい」ほどの、といった意味もある。 いたずら坊主。 ワレガオ:笑顔。 (笑い顔の転化)• ワロ:奴、野郎。 ~ン:(名詞の後ろにつけて)~の。 ~ンシ:(地名や属性の後ろにつけて)~の人。 「~の衆(しゅう・人々の意)」が訛ったもの。 「あら、もう知らなかった」という感嘆の訛り。 違います。 「いや」という否定の訛り。 上述の「ウンニャモシタン」のように「ンニャ」「ウンニャ」のみで驚きを表す感嘆詞ともなる。 ダイ:誰• イッ:いつ• ドケ:どこ• ナイゴテ:何故• 鹿児島市、旧、の3例。 兄は病気で寝ているが弟は元気で鞠を蹴っている• (鹿児島)アニョワ ヤンメデ ネッオッガ オトチャ ゲンキデ マユ ケッオッ• (開聞)アニョワ ゲンカアッ ネジョイガ オドジャ ゲンキデ マユ ケッチョッ• (鹿屋)アンサンナ グアイガワリドン オトチャ ゲンキデ マイドン ケッチョッガ 外出しないで今日は勉強しなければならない• (鹿児島)ソテデラジ キュワ ベンキョオセンニャナラン• (開聞)ソテデランジ キュワ ベンキョオセンニャナラン• (鹿屋)アソビイカジ キョワ ベンキョオセンナイカン その柿は赤いけれども渋かろう• (鹿児島)ソンカキャ アケドン シビジャロ• (開聞)ソンカガ アガガバッ シッカロ• (鹿屋)ソンカキャ アケドン シビャネドカイネ 薩隅方言が登場する作品など [ ]• 鹿児島ことばあそびうた• - 内で放映された短編アニメ。 郷土の名産をモチーフにした犬たちが登場する。 鹿児島県は、桜島がモチーフの鹿児島犬として登場し、『おいどんでごわす。 』など話す。 声優は、鹿児島県出身のが担当している。 - 岡島 壱之助 声優は同じく大川が担当している。 - の楽曲。 歌詞が全て薩隅方言である。 - 島津豊久• - 登場するキャラクターのほとんどが使用。 - 鹿児島県のマスコットキャラクター。 特技である「ぐりぶーダンス」の歌詞中、主に合の手で多用。 -鯉登音之進、鯉登平次。 - 俳優。 後述の「西郷どん」など鹿児島関係のドラマの薩摩ことば指導を担当。 - 全編にわたり、主人公をはじめとした島津藩の出身者が薩隅方言を使用。 関連項目 [ ]• (の一種)• - 暗号の代わりに部族語を用いる秘匿通信に登用された人々。 脚注 [ ] 注釈 [ ]• , p. 274. , p. 301. 瀬戸口修「種子島の方言」『講座方言学 9 九州地方の方言』 国書刊行会、1983年、329-331頁。 306. 280. , pp. 10-11. , p. 308. , p. , p. 307. , p. 302. , p. 302, 305. , p. 302-304. 16-17. 金田一春彦「アクセントの分布と変遷」『岩波講座 日本語 11 方言』岩波書店、1977年、157頁。 金田一春彦 2005 『金田一春彦著作集』第7巻、玉川大学出版部、p348-p351• 金田一春彦「アクセントの分布と変遷」『岩波講座 日本語 11 方言』岩波書店、1977年、174頁。 , p. 309. , p. 310-311. , p. , p. 18-19. , p. 312. , p. 20-21. 19-22. 313-314. 平山ほか 1997 、21頁。 , p. , p. 314-315. 『深海の使者』(、1976年) p142~p152• 上村忠昌『「ラーフル」考』• 『県民性の日本地図』〈文春新書〉、2001年、p. 222。 317. , p. 324. ぐりぶーオフィシャルウェブサイト. 2017年1月4日閲覧。 参考文献 [ ]• ・・編『講座方言学 9 九州地方の方言』、1983年。 上村孝二「九州方言の概説」『講座方言学 9 九州地方の方言』国書刊行会、1983年。 岩本実「宮崎県の方言」『講座方言学 9 九州地方の方言』国書刊行会、1983年。 後藤和彦「鹿児島県の方言」『講座方言学 9 九州地方の方言』国書刊行会、1983年。 ほか編、著『日本のことばシリーズ 46 鹿児島県のことば』、1997年。

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んにゃんにゃんにゃ

にゃん どん 鹿児島 弁

概要 [ ] 薩隅方言の位置づけ [ ] 「薩隅」とは、文字通り九州南端の西に位置すると、東に位置するの両方に通じるものとして総称されたものである。 この地域の方言はニュアンス的な差異はあるものの、大別すれば同一の方言圏に属する。 なお、九州のこのような方言分類としては他に、「」と「」とがある。 つまり九州の方言は大きく3つのブロックに分かれることになる。 「よか」のようなや「ばってん」などの九州方言らしい特徴は肥筑方言に多く、薩隅方言は「子音で終わる語」(母音の脱落)を発達させるなど特殊化が進んでいる。 宮崎県南西部の諸県地方はの支配下にあったことから、薩隅方言圏であり、と呼ばれる。 ただしは、現在では化が進んでいる。 鹿児島県の大部分がであるのに対し、宮崎県・から鹿児島県・にかけては、宮崎県は鹿児島同様二型アクセント、宮崎県とはである。 このように薩隅方言の中での地域差も大きく、例えば薩摩地方の中でさえ、県境付近の(など)と末端のやなどでは、同じ方言とは思えないほど語彙や言い回しに大きな差異がある。 マスメディアが発達した現代でもこうした多様性は色濃く残っており、生粋の同県人同士でも言葉の取り違えが原因でトラブルが起こる事も多々あるという [ ]。 区画 [ ] 薩隅方言の内部は、以下のように区分される。 薩摩と大隅の間に境界線は引かれず、むしろ薩摩半島南端部や大隅半島南端部(・)の方言に特色がある。 離島方言はそれぞれに特色があり、特に種子島方言は薩隅方言的特徴が薄く、独自色が強い。 薩隅諸方言• 薩隅諸方言• ・方言• 薩摩南端方言• 離島方言• ・方言• 方言(を含む)• 北部方言• 南部方言• 東諸県方言 音韻 [ ] 音節の運用 [ ] が種類によらず同じ長さで発音され、の単位がない。 も専ら音節単位でつけられ(他の多くの方言ではモーラ単位)、日本語としては珍しい「」の部類に入る。 すなわち、薩隅方言では音節数と拍の数との間に齟齬がなく、両者はつねに一致しているので、モーラという概念を導入する必要がないのである。 促音化 [ ] 薩隅方言の特徴として語中・語尾の狭母音の脱落による化がある。 鹿児島市や薩南の一部では動詞語尾の「る」も促音化する。 これにより、薩隅方言では多数の同音異義語が生まれている。 たとえば、「靴」「首」「口」「釘」「櫛」「来る」などの単語はすべて「クッ」と発音されるという。 etc• etc• etc について母音の短音化が行われる例は少ない。 一般人の人名については高齢者でも短母音化させる傾向は少ない。 そのため「使用頻度の多い音節に対して、の使用頻度を下げ、疲労を軽減させ発語の速度を上げるための変化」とも言える。 その他 [ ] 語尾の二・ヌ・ノ・ミ・ムはンに変化しやすい(例)カン(紙)、ヨン(読む)。 ラ行音、特にリ・ル・レは、イに変化しやすい(例)クイ(栗)、クイマ(車)、コイ(これ)など。 またラ行音はダ行音に変化しやすい(例)ダッパ(らっぱ)。 ただし直前がシの場合はタ行音になる(例)ウシト(後ろ)、ハシタ(柱)。 一方、下甑島・種子島・屋久島では逆にダ行からラ行への変化が聞かれる。 鹿児島市や県北を除いて、ヂとジ、ズとヅのの区別が認められる。 主に薩摩半島南部や上甑島・屋久島・種子島で、ガ行がある。 これらの地域では同時にカ行・タ行の濁音化も聞かれる。 アクセント [ ] 薩隅方言の主流はである。 二型アクセントでは、すべての語はA型とB型の2種類どちらかに属し、音節数に関わらずアクセントの型は2種類に限られる。 鹿児島市など鹿児島県の大部分で用いられる主流アクセントでは、A型はの最終音節の一つ前の音節のみが高くなり、B型は最終音節のみが高くなる。 一音節語の場合、A型は音節内部で下降、B型は高く平らに発音される。 付属語が付くと、高い部分はその分後ろにずれる。 例えばA型の「飴」は単独では「 アメ」だが助詞「が」が付くと「ア メガ」である。 B型の「雨」は「ア メ」だが「アメ ガ」となる。 薩隅方言ではアクセントはではなくを単位として付与されるので、語中の(ッ)、(ン)、連母音後部、、したは、その直前の拍と結合して一つの単位となる。 たとえば、「父さん」(A型)は「トー・サン」の二音節に分けられ「 トーサン」となり、「人情」(B型)は「ニン・ジョー」と分けられ「ニン ジョー」となる。 一方、甑島では拍単位でアクセントが付与される。 複合語の場合は前部要素によってアクセントが決定される。 すなわちA型「日」とB型「傘」の複合した「日傘」はA型、B型の「靴」とA型の「底」の複合した「靴底」はB型である。 接頭辞も複合語の前部要素と同じように作用するが、なかにはそれぞれが独立性を保つ場合もある。 例えば「 ダイイチガ クネン」(第一学年)など。 「 テンノータンジョー ビ」(天皇誕生日)のように、語意識としては一語でありながら、二語的なアクセントを示す例もある。 指定の助動詞「じゃ」も固有のアクセントを持ち、前部の名詞・形容詞とは分離される。 (例) アメジャッ タ(飴だった)、ア メジャッ タ(雨だった)。 枕崎のアクセントは鹿児島主流アクセントが変化してできたものと考えられている。 の北部は枕崎と似たアクセントだが、南部ではアクセントの型区別が曖昧である。 宮崎県・から鹿児島県・付近には、尾高が分布する。 尾高一型アクセントとは、全ての文節で最終音節を高く発音するもので、二型アクセントのA型がB型へ統合したものと考えられる。 文法 [ ] 動詞 [ ] 薩隅方言を始め九州方言には、が残存している。 また「貸す」「探す」など共通語のサ行動詞や、「できる」「落ちる」などの動詞も下二段活用となる。 共通語の上一段動詞の多くや、「寝る」「出る」などの二音節の下一段動詞は、薩隅方言では五段活用となる傾向がある。 動詞の活用 活用 例語 未然 連用 終止・連体 仮定 命令 意志・推量形 五段 聞く キカ-ン キッ-セエ、キッ-モス、キイ-タ キッ キケ-バ キケ キコ 下二段 上げる アゲ-ン アゲッ-セエ、アゲ-モス、アゲ-タ アグッ アグレ-バ アゲ アグ カ変 来る コ-ン キッ-セエ、キ-モス、キ-タ クッ クレ-バ ケ ク サ変 する セ-ン シッ-セエ、シ-モス、シ-タ スッ スレ-バ セ ス 連用形に接続する「セエ」は、「て」にあたる。 「モス」は「ます」にあたる丁寧のである。 形容詞 [ ] 形容詞は、薩摩では「(高)タカカ・タッカ」のようなと「タカイ・タケ」のようなイ語尾を併用する地域が広く、大隅・諸県ではイ語尾がかなり優勢である。 イ語尾の場合、終止形で連母音が融合した「タケ」(高い)、「サミ」(寒い)のような形を、他の活用形にも使って「サミカッタ」「サミカロ」のように言うようになっている。 形容詞の活用 活用 例語 連用 終止・連体 仮定 意志・推量形 カ語尾 赤い アカカッ-セエ、アコ、アカカイ-モス、アカカッ-タ アカカ アカカレ-バ、アカカリャ、アカカヤ アカカロ イ語尾 赤い アケッ-セエ、アケ、アケカイ-モス、アケカッ-タ アケ アケカレ-バ、アケカリャ、アケカヤ アケカロ 助動詞 [ ] 断定の助動詞には、「ジャ」「ジャッ」「ジャイ」があり、いずれも「ジャル」から生じたものである。 枕崎には「ダッ」、下甑島には「ダ」があり、上甑島や屋久島には「ヤル」「ヤ」がある。 推量には、「-ジャロ」もあるが、「終止形+ド」を用いる。 ただし区別は失われつつあり、どちらも「チョル」で言う傾向がある。 他に、助動詞には以下のものがある。 …ない。 …なくて。 …させる。 …られる。 …ます。 (メーラスル・マラスルは甑島のみ)• ガナル・ワナル:可能。 …られる。 …ようだ。 …たい。 (例)イコゴチャッ(行きたい)• ゴワス:丁寧な断定。 …です。 助詞 [ ] 理由を表すには、本土で「デ」、種子島・屋久島で「カラ」を用いる。 「けれども」にあたる逆接の接続助詞には、本土で「ドン・イドン・ドンカラン」、本土南部や、種子島、屋久島、などで「バッテン・バッチェン・バッテ・バッチ・バッ」などを用いる。 には九州の他地域と同じく「ト」を用いる。 他に薩隅方言に特徴的な助詞を挙げる。 カラ:往来の手段。 ズイ:帰着点。 ギイ:分量・程度。 ケ:往来の目的。 セエ:「て」にあたる接続助詞。 セカ:限定。 ハガッチャ:限定。 ダイ:終助詞。 ド:終助詞。 (例)ネド(無いですよ) 敬語体系 [ ] 薩隅方言ではをよく使う。 「ありがとう」を「アイガトモサゲモシタ」といったりするが、これは逐語的には「有難う・申し上げ・申した」がなまったものであるという。 また、やはり、話す相手が目上・年下で、薩隅方言を使い分ける。 エピソード [ ] 標準語に入った薩隅方言 [ ] この節はなが全く示されていないか、不十分です。 して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2019年9月) 標準語となった薩隅方言としてよく「おい」、「こら」と運動部などで体罰の隠語として使われる「ビンタ」の3つがあげられる。 明治時代のはの力が強く、は元薩摩藩士が多かった。 「おい」「こら(「これは」=「あなた」の意)」は彼らが市民の注意をひく際に用いた薩隅方言の言葉で、これが定着して、今日の標準語で広く使われるようになったもの。 後に態度の悪いとの意味で使われるようになった。 また、『ビンタ』は薩隅方言では単に頭を指す意味に過ぎないが、その昔に大学の運動部や下士官がいた鹿児島県出身者が指導と称して後輩などの頬っぺたを引っぱたいた事を取り違えて定着したといわれる。 鹿児島人は、気心がしれた相手や目下の人間に対してなんらかの動作を求める際に、関連の名詞などを無造作に言い放つ傾向が強い。 他にも同様に薩隅方言の単語が別な意味として定着した例があると思われる。 暗号に使われた薩隅方言 [ ] 中の1943年にから日本へ寄贈された2隻ののうちの1隻、には軍事代表委員のが便乗することになっていた。 当時日本のと在独間の交換は、を用いたを使用していた。 ところが、戦況の悪化に伴い使用が困難になった。 そこで、重大機密事項である潜水艦U-511の出航に関する情報交換に採用したが「 早口の薩隅方言」だった。 出航前後に十数回、堂々とを使って話を伝えた。 は当然のことながらこの通話をし、さまざまな方法で暗号のに努めたものの、最初はどの国の言語かもわからなかった。 中のの言語まで調べた挙句、(現・)出身の日系二世・の手により、ようやく薩隅方言だと特定された。 なお、『』でも、のがを作るという情報を薩隅方言で話した内容が傍受され、声の主が恩人だとわかったが義理と職務のはざまで苦悩しつつするシーンが描かれている。 薩隅方言は人工言語? [ ] この節はなが全く示されていないか、不十分です。 して記事の信頼性向上にご協力ください。 ( 2019年9月) 薩隅方言は、アクセント等がやと大きく異なっていることはもちろん、他のと比較しても、語韻の踏み方や間の取り方、言い回しなどが大きく違っていて、耳にした者に強い印象を与える傾向がある。 中央の言葉とは全く異なる言葉を使うことで情報の漏れを防ぎ、幕府のの侵入を難しくする、他国人を言葉で聞き分けるといったことを企図して、薩摩藩が意図的に自国の言葉を作り替えたのだ、というものである [ ]。 たとえばの「・七つの影法師の巻」内においてが薩摩藩についてこのような発言をするなど、時代劇において薩摩藩の優れた戦略性、手強さを盛り上げるエピソードとして使われることがある。 但し、この言説については、信頼できる言語学関連の学会で肯定的に取り上げられたことはない。 語彙をめぐるエピソード [ ] 南の玄関口として栄えた地域だけに、特に近世以後は外来語が方言に取り込まれたという例もある。 という意味で使われる「ラーフル」という言葉は標準語ではなじみが薄いが、外来語由来であると推測されている。 語源は諸説あるが、一説によればオランダ語のrafel(擦る・布きれ)が由来であるらしい。 ただし、この単語は鹿児島以外でも宮崎・愛媛などで使われており、で説明できるという向きもある。 特徴的な単語の例として、「いした」(地域によって「いして」「い(ひ)っちゃ」「いっちゃび」などとも言う)という言葉がある。 語彙例 [ ] (五十音順)• アイ:単数三人称代名詞。 「あれ」という代名詞が変化したもので、「彼」「奴」の意。 同様にして「これ」を「コイ」、「それ」を「ソイ」という風になる。 アイドン:複数三人称代名詞。 アイガトゴワス:ありがとうございます。 アイガトモシャゲモシタ:ありがとうございました。 アキネ:商い。 一人称代名詞。 アチ:熱い。 アッタカン、シタンドン:有ったかも、知れないけれど。 アッタラシカ:もったいない。 アッパッ:持て余す。 いっぱいいっぱい。 アップチャ:雨蛙。 アマメ:ゴキブリ(油虫)。 アマン:酢。 アンター:あいつは• イオ:(生きている)魚。 「魚=ウオ」からの転移 [ ]。 イケン、シタトナ? :どう、したんだい? イズン:• (お湯などが)熱い。 イッカスッ:言い聞かせる。 教える。 イッキ:すぐに。 「一騎来んめ(第一騎が来ない間に)」が省略されたもの。 「戦時における第一の騎馬が攻めてこないうちに」という意味。 これに似た表現として「太刀んこんめ」というものがあった。 「一太刀が来ない(振り下ろされない)間に)という意味。 イッスカン:気に入らない。 一つも好かない。 一時(いちとき)の促音化。 イッペコッペ:あちこち。 イブスッ:• イミシタン:意地悪な。 ウイケ:売り買い。 ウケ:多い。 ウッカタ:女房(家方[うちかた]の訛り)。 ウッタクッ:殴る。 また「ウッサクッ」と変化している場合もある。 ウッゼラシカ:うるさい。 (『セカラシカ』より、きつい言い方)。 ややこしい意にも用いる。 ウド:空っぽ。 ウルエ:潤い。 ウンナゲン:うちの、私の• ウン:海。 (ウミの転移)• ウンベ:むべ(郁子:アケビ科の果物)• 美味しい。 筑肥方言では「ウマカ」。 例: ンナ コワ ホンノコチ ウメッ ホンノコイ ウメナァ 訳 うわ これは 本当に 美味しい。 本当に美味しいですねぇ• エジ:ずるい(エジワロ=ずるい奴)。 現代語の「エグい」にも通じる。 オ:鯨の肉。 オイ:「俺」。 男性一人称代名詞。 俺たち。 一人称代名詞でもある。 「おいどま(俺共は)」の形で使われることが多い。 オカベ:豆腐。 の生き残り。 厚揚げはアゲオカベ。 昔は上方でも「おかべ」と言っていたものが鹿児島に残ったものである。 白壁が語源。 オジ:おそろしい、怖い。 正確には、「オジぃ」という風に伸ばすのが元々の用法だったと思われる。 オジャッタ:いらっしゃった。 オジャッタモンセ:いらっしゃいませ。 オセ:遅い。 既婚者。 目下の者の成長を評して使うことも。 長(おさ)の転訛? オットッ:強奪する。 「オットル」のさらに短縮化したもの。 オテケル:(病などが)悪くなる。 腫れ物が大きくなるような現象もこう称する。 オテシキ:だいぶ、(雨がー降った)。 思いっ切り。 また「オテッキ」と約めるところもある。 オドモン:横着な人(横道者の訛り)。 オナゴンケッサレ:(軟弱な男性に対して)女の腐れたもの=女々しい。 オハン:あなた(「おはんな」と言えば「あなたは」の意)• オマンサァ:あなた様。 (「お前様」が訛ったもの)• オモサマ:思い切り。 オヤットサァ:お疲れ様。 オラン:(大声を)だす。 オラン:居ない。 (「居らん」の意)• 漢字表記は唐芋。 中国()からの伝来とされているため。 カカジル:(痒くて)かく• カゴンマ:鹿児島• カシワ:鶏肉• カズン:嗅ぐ。 「カズむ」ともいう。 カタル:喋る。 (語る)• ガッツイ:丁度。 本当に。 カッカイ:おんぶ• ガネ:蟹、かき揚げ• カラウ:背負う• ガラッパ:河童。 ガラッパグサ:ドクダミ• ガンタレ:利かん坊、暴れん坊。 役立たず。 (「ガンを付ける」という不良用語に近い)• カンノケ:髪の毛。 ギ:議。 キチイ:(体力的に)きつい• キッサナ(ネ)カ:汚い。 (きたないが、キシャネと変化している)• ギッタ:ゴム。 (ギッタマイ=ゴムボール)• キバレ! :頑張れ! (気張れ)• キヒカ:厳しい。 キビル:(紐とかを)結ぶ、(髪の毛を)結う• 食い物。 ギー:~時(動詞の後に来る)。 ~ギ:~まで。 標準語で「切り」。 「これっきり」を「これギィ」という風に用いる。 キンキン:正座• キンゴキンゴ:ピカピカ• キンナゴ:キビナゴ• クイマラン:(やらなければいけないことが)なかなかできない。 (諸県)• クジル:(鼻の穴などを)ほじくる。 クセラシカ:大人びた。 生意気だ。 (年少者に対して)• クッ、クライ、クレ:来る、暗い• グラシカ:可哀そうだ、気の毒だ。 ゲー:家。 「アタイゲー」は「私の家」、「オイゲー」は「俺の家」と考えればよい。 物理的な家を指す場合もあるが、「家族」「一族」などの所属を指すこともある。 ケケケ:「貝を、買いに、行く」ところです。 最初の[ケ]が貝、2番目の[ケ]が買う、3番目の[ケ]が、現在進行形を意味する。 ケシン:死ぬ。 「ケシンミャッタ」は「亡くなった」の意。 ケシンボ:ずるい・ずる賢い人間。 ケスイバッ:ひょうきんな人。 ケヲケケケ:貝を買いに来い(70年代この歌詞の入った歌を歌ったグループがいたが…)。 ゲンネ:恥ずかしい。 コエ:(体力的に)きつい• コケケ:買いに来い。 「コケ」が「買いに」、最後の「ケ」が「来い」を意味する(目下の者に使う表現)。 コケケ:此処に来い。 この場合の「コケ」は「此処に」を意味する(目下の者に使う表現)。 コケオジャタモンセ:こちらにおいで下さいませ(目上の者に使う表現)。 ゴイ:瓜• コッ:蜘蛛。 此処(ここ)。 ゴテ:手足• こまかいの訛り。 サス(ン):刺身。 サルッ:歩き回る。 サンカ:寒い。 ジゴロ:地五郎と書き、田舎者の意。 ジサン:爺様。 (ばさん:婆様)• シタン:知らない。 (知たん)• シッチョ:知っている。 正確には「シッチョる」。 シモンソ:(そのように)しましょう。 「シモンソカイ」は「しましょうか? シヤッガ:~されるでしょう(尊敬語)。 ジャッタケ:そうだったかな。 (最後の「ケ」は疑問を表す接尾語。 標準語の「~かな? 」と同意)• ジャッチ:そうだがしかしという反語。 相手の話に同意する表現。 (同意を意味する)(目下の者に使う)• ~ジャンサイ:そうでございますとも。 (目上の者に使う)• ~ジャンサー:~と言うことでございます。 ショチュ:焼酎。 「ソツ」とも。 ショチュンジョウケ:酒のつまみ• ショチュノンゴロ:酒飲み。 シャイモガ:わざわざ• ~ジャッセン? :~だよね。 ~じゃない? 主に県北西部の川内地方で用いられる言葉。 シュベ:商売。 ジンシャ:。 シンペ:心配。 ス:穴。 シイノス、ジゴンス(尻の穴)。 が語源ともとれる。 スカン:好きではない。 「好かん」。 スカンド:好きではないですよ。 します。 スッタイダレタ:「すっかり疲れた」。 スッパイ:やっぱり。 川薩では全部の意味。 ズルッ:全部• スンクジラ:部屋の隅• ズンバイ:いっぱい。 -食べやん=いっぱい食べなさい。 ズンダレ:(服装などが)だらしない。 ずり落ちている。 (「ずり垂れる」の訛り)• センデ:• センド:しませんよ。 ソガラシイ:ものすごくたくさんな様子。 ソゲン:そのように。 ソゲンナ:そうなのですか。 ダイカ:だるい。 (だいか、おらんな? タイガイ:大体。 ダイサア:どちら様(誰様が訛ったもの)。 (ダイサア、ジャヒケ? ダイヤメ:。 (「だれやめ」が訛ったもの)。 ダカラヨ:そうだ。 )(同年代にしか使わない)• ダッキショ:落花生• タマガッ:驚く。 (「魂消える」の訛り)• ダレル:つかれる。 ダンブクロ:麻袋(蘭袋が訛ったもの)• :掛け声の一種。 幕末ごろにできた方言とされる。 チョッシモタ:しまった。 「ちぇっ、しまった」の意。 チゴッ、チゴド:違う、違うよ• チンガラッ:滅茶苦茶などを表す語。 「ちーん、ガラガラ」と崩れる様。 チンタカ:冷たい。 ツクジル:(やたら箸で)つっつく。 「くじる」ともいう。 総じて力のあることや、物の大小についても強いという表現を用いる。 ~ッド:~ましょう(動詞の後)。 ほどほど。 テゲナ:(1)けっこうな。 たいそうな。 (2)いい加減な。 適当な。 現代語では「けっこう」な。 デゴン:大根。 疲れて面倒だ。 テナモン:老人、年寄り。 (年な者の転化)• テネゲ:手ぬぐい、タオル。 「チョノギ」とさらに訛る例もある。 ドケ:何処に。 ドケイットコイ:何処に行くところかね(目下に使う表現)。 ドゲン:どのように。 (どげん、すっとな? トゼンナカ:徒然なか。 寂しい。 心細い。 ドッ:何処• ドッサイ:沢山。 (「どっさり」の訛り? トナイノ、イエギ、ウッコワシヤッタモンジャッガ:隣の、家まで、壊してしまったもんだ。 ドン:どの(場所)。 用法例;ドン桜島(どの桜島)• ~ドン:~けれど。 用法例;好キナコト言ウドン(言うけれど)• ~ドン:敬称(殿)。 用法例;オイドン(我々)、ワイドン(お前たち)、アイドン(彼等)• ナオス:片付ける• ナゴキャンサンジャシタナァ:長いことお見えになりませんでしたね。 ナイゴッナ? :どうしたの? 何をしているの? ナイゴテ:どうして(-そげんことをすっとよ? ナバ:椎茸• ナマスカン:意地悪な(言動)• ナンカカル:(壁や人などに)寄りかかる。 (なんかかっていい? )何か買っていい? ではない。 ナンマンサー:仏壇。 仏壇の中の仏様。 ニセ:若い青年。 二才(ニサイ・15~25歳頃の未婚青年)を指すが、それより目下の少年も含んで使われることもある。 「よかにせ」などのように形容表現と併用されることが多い。 ニッタクイ:煮物料理。 素材名を前につけて使う。 ニモン:縫い物• ヌサン(ノサンを参照):たまらない• ネタコズガ、ヒヒントワルタ:泣いていた子の機嫌がすぐに直るさま。 ネマル:腐る(鼻がネマル- 非常に臭い時の描写)• ノサラン:かなわぬ夢みたいなこと。 「(運命的に)ついていない」の意。 ノサル:夢がかなう。 金持ちになる。 目立つ。 ノサン:(仕事などが)大変だ。 ノンベ:酒飲み(飲ん兵ぇの訛り)• ノンカタ:酒の飲み会。 ハシ:はっきり。 しっかり。 (ハシとせんか! 現代語では「キリッとせんか」。 ハッチタ:去った。 ハッチラッドン:身なりが極端に貧相な様子(の人)• ハワク: ごみをほうきで はく• 臆病者。 ヒッカブル:(おしっこを)もらす。 (液体を)受動的に浴びることを指す場合もあるが、単体で使われる場合は大抵前者(おもらし)である。 ビッキョ:蛙。 )(一部の若い世代では「ビッキョ」=「かえる」から、帰宅部のことを「ビッキョ部」と言う)• ヒッタマガッ:非常に驚く。 ビハナ:昼間の花火• ビビンコ:肩車• ヒンガ、ヨカ:かっこ良い! 「品」が良い• ヒンガ、ワイカ:かっこ悪い! ビンタ、ビンテ:頭。 ヒンダリ:だるい。 つかれた。 「ダレる」に強めを前置している。 ビンタンケ:「頭(ビンタ)の毛」。 フ:運。 主に持って生まれた得のように用いられる。 「符(ふ・めぐりあわせの意)」からきている? ブエン:食用となる生魚・鮮魚。 一部地域では「刺身」。 干物などのように塩をふっていない魚(無塩)。 ブニセ:醜男。 「ニセ=二才」は(若い)男性の意。 ブント: 悪い意味で 全く• ブントヘ:全く駄目。 フゾ:財布• ヘ:おなら。 灰(特に鹿児島市桜島からの火山灰)。 前出の連母音融合の項にて説明の通り、このように短くなる例が鹿児島圏では多い。 ベブ:牛• ボエ:物覚えが悪い。 ホケ:湯気• ボッケモン:向こう見ず。 豪胆な人。 豪傑者。 ホガネ:(ネ=ない)(人に対して)どうしようもない。 しょうがない。 考えがない。 頭が悪い。 「穂」が無いや「帆」が無いように喩えられるが、の「ホンジナシ」(無し)と共通の語源と考えられている。 マコテ:実に。 マッキッタ:狂ったようになること。 頭が巻き切る。 マッポシ:障害物が無い様子(隣の家の部屋が - 見える)。 ストレートに、の意。 マギル:曲がる• マクンナ:負けるな• ミナモロタギーナニターシヤッカモヨ:みんなもらったときは喜ぶかもよ。 ミシタン:会ったことがない。 (「見知らぬ」の訛り)• ミッシャナカ:可哀そうな。 「みとなしい」の意。 ミヤコンジョッ:• ミン:耳。 「みみ」の短縮化。 ミンゴミンゴ:きれいに、立派に• ミンチャバ:耳朶• ムッシャナカ:可哀そうな。 ムシクレバ:虫歯。 (虫食らい歯の転化)• メーゲ:しゃもじ。 「めしげ」• 「ムジぃ」ともいう。 モヘ:もう。 早くも。 (「もはや」が訛ったもの。 モンノベ:物覚え。 ヤッケタ:困った。 ヤッセン:駄目。 臆病者。 ~ヤッデ…:~だから… 接続詞。 主に受け答えで用いる。 ヤドロイシ:うるさい• ヤマンコッ:女郎蜘蛛(山の蜘蛛の意味)。 山芋掘りは難儀な作業なので、転じて、難しいことを喋ることをこう称する。 酒癖の悪い人が座を白けさせるときに使うことが多い。 ヤンカブイ:髪の乱れている様。 身なりの汚い人。 ユナチヨ:言わないでよ。 (動詞に「ナ」がつくと否定になる。 「チヨ」は要請を意味する接尾語。 ユクサ:ようこそ。 よくぞ。 (ゆくさ、ゆちくれた=よくぞ言ってくれた)• 「良い」+「若い男性」• ヨカオゴジョ:美女。 「良い」+「お嬢さん」• ヨカド:良いよ。 ヨカフ:素晴らしい風情。 ヨクロタ:酔っ払った。 ヨクロンボ:酔っ払い。 ヨソエ:装い。 ヨダキ:(諸県?)疲れた、面倒くさい。 ヨダキンボ:(諸県?)面倒くさがり、なまけもの。 ヨメジョ:お嫁さん。 (トウモロコシの意味もある)• ラーフル:黒板消しの総称• ワイ:二人称代名詞。 「おまえ」の意。 「(関西弁で)われ」。 お前共。 あなたがた。 ワッコ:(目下の者に対して)おまえ。 「ウザい」ほどの、といった意味もある。 いたずら坊主。 ワレガオ:笑顔。 (笑い顔の転化)• ワロ:奴、野郎。 ~ン:(名詞の後ろにつけて)~の。 ~ンシ:(地名や属性の後ろにつけて)~の人。 「~の衆(しゅう・人々の意)」が訛ったもの。 「あら、もう知らなかった」という感嘆の訛り。 違います。 「いや」という否定の訛り。 上述の「ウンニャモシタン」のように「ンニャ」「ウンニャ」のみで驚きを表す感嘆詞ともなる。 ダイ:誰• イッ:いつ• ドケ:どこ• ナイゴテ:何故• 鹿児島市、旧、の3例。 兄は病気で寝ているが弟は元気で鞠を蹴っている• (鹿児島)アニョワ ヤンメデ ネッオッガ オトチャ ゲンキデ マユ ケッオッ• (開聞)アニョワ ゲンカアッ ネジョイガ オドジャ ゲンキデ マユ ケッチョッ• (鹿屋)アンサンナ グアイガワリドン オトチャ ゲンキデ マイドン ケッチョッガ 外出しないで今日は勉強しなければならない• (鹿児島)ソテデラジ キュワ ベンキョオセンニャナラン• (開聞)ソテデランジ キュワ ベンキョオセンニャナラン• (鹿屋)アソビイカジ キョワ ベンキョオセンナイカン その柿は赤いけれども渋かろう• (鹿児島)ソンカキャ アケドン シビジャロ• (開聞)ソンカガ アガガバッ シッカロ• (鹿屋)ソンカキャ アケドン シビャネドカイネ 薩隅方言が登場する作品など [ ]• 鹿児島ことばあそびうた• - 内で放映された短編アニメ。 郷土の名産をモチーフにした犬たちが登場する。 鹿児島県は、桜島がモチーフの鹿児島犬として登場し、『おいどんでごわす。 』など話す。 声優は、鹿児島県出身のが担当している。 - 岡島 壱之助 声優は同じく大川が担当している。 - の楽曲。 歌詞が全て薩隅方言である。 - 島津豊久• - 登場するキャラクターのほとんどが使用。 - 鹿児島県のマスコットキャラクター。 特技である「ぐりぶーダンス」の歌詞中、主に合の手で多用。 -鯉登音之進、鯉登平次。 - 俳優。 後述の「西郷どん」など鹿児島関係のドラマの薩摩ことば指導を担当。 - 全編にわたり、主人公をはじめとした島津藩の出身者が薩隅方言を使用。 関連項目 [ ]• (の一種)• - 暗号の代わりに部族語を用いる秘匿通信に登用された人々。 脚注 [ ] 注釈 [ ]• , p. 274. , p. 301. 瀬戸口修「種子島の方言」『講座方言学 9 九州地方の方言』 国書刊行会、1983年、329-331頁。 306. 280. , pp. 10-11. , p. 308. , p. , p. 307. , p. 302. , p. 302, 305. , p. 302-304. 16-17. 金田一春彦「アクセントの分布と変遷」『岩波講座 日本語 11 方言』岩波書店、1977年、157頁。 金田一春彦 2005 『金田一春彦著作集』第7巻、玉川大学出版部、p348-p351• 金田一春彦「アクセントの分布と変遷」『岩波講座 日本語 11 方言』岩波書店、1977年、174頁。 , p. 309. , p. 310-311. , p. , p. 18-19. , p. 312. , p. 20-21. 19-22. 313-314. 平山ほか 1997 、21頁。 , p. , p. 314-315. 『深海の使者』(、1976年) p142~p152• 上村忠昌『「ラーフル」考』• 『県民性の日本地図』〈文春新書〉、2001年、p. 222。 317. , p. 324. ぐりぶーオフィシャルウェブサイト. 2017年1月4日閲覧。 参考文献 [ ]• ・・編『講座方言学 9 九州地方の方言』、1983年。 上村孝二「九州方言の概説」『講座方言学 9 九州地方の方言』国書刊行会、1983年。 岩本実「宮崎県の方言」『講座方言学 9 九州地方の方言』国書刊行会、1983年。 後藤和彦「鹿児島県の方言」『講座方言学 9 九州地方の方言』国書刊行会、1983年。 ほか編、著『日本のことばシリーズ 46 鹿児島県のことば』、1997年。

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