いい こい いこ 顔 文字。 #2 いいこいいこ、してあげたい

#1 いいこいいこ、してください

いい こい いこ 顔 文字

「頑張ったから、いいこいいこしてください。 弟妹というからには、やっちゃんも入ってます。 **追記** 2017. 1202 今年の6月頃は500くらいだった気がしてるのですが、本当になんで今更ながらにこの作品を見ていただけてるんだろうと不思議で仕方ありません。 しかも更新停止はしてますしね... 申し訳ない..... ブックマークしてくださる皆様には頭が上がりません、本当にありがとうございます。 表紙はこちら からお借りしました。 有難うございました。 目次 1ページめ ここ 2ページめ がんばったら、いいこいいこしてね 3ページめ 事件発生!ツッキー泣いちゃった!! 4ページめ 人一倍働いて、熱中症で倒れちゃったよやっちゃん!! 5ページめ ジャンプフローターサーブができなくて、イライラしちゃうよぐっちー!! 6ページめ 他校のセッターずとお話できない!飛雄ちゃん!! [newpage] いいこいいこ、してください。 初めて聞いた話 かたりて・あかあし それを見たのは、梟谷学園グループ主催の夏休みの合宿でのことだった。 多分、烏野では当たり前になっているであろう行動も、この合宿では通用しない。 烏野の父と母と称される主将と副主将、それにクールなマネージャーや同い年だと思えないほど騒がしい二年の二人までもが、それを暖かく見守っているのだ。 烏野一年生の喧嘩を。 まあ喧嘩といっても、日向以外の四人が日向に対して睨みを利かせていて、当の日向は仕方ないなぁ、といった顔で笑っている。 「なあ」 口を開いたのは音駒の黒尾さん。 先程は挙動不審なまでに視線をあちらこちらへ張り巡らせていたのだけど、考えがまとまったのか、いつも見る気の抜けた顔になっていた。 一番に意見をまとめて口を開くのはいつもこの人だ。 やはり食えないタイプの人間である。 「チビちゃんは抜かしてさ、ツッキーとセッターくんはともかく。 そばかすくんとチビマネちゃんはどうしたわけ?」 「んー、いつものことだし、どうしたって言われてもねぇ…」 いや、いつものことと言われましても、こちらは初めてなわけでして。 「俺たちはあれを弟妹モードって呼んでる。 ま、最初に言い出したのは日向だけどな。 」 「ていまい?ってなんだ??」 木兎さんはほんと黙っててくれ…きっと文字にしたらていまいの部分は漢字にもなっていないのだろう。 「弟妹っていうのは文字通り弟と妹のことです。 それくらい分かって下さい。 」 「へー!!!知らんかった!!!で、その弟妹モードってほんとなに?」 「あー…っと、兄弟がいるのは日向と月島で、残りは一人っ子なわけ。 んでもって、日向は年の離れた妹がいて、月島は少し年の離れた兄がいるんだよ。 で、甘えたい時の態度が妹に似てるって日向が言っててな、弟モード妹モードを一緒にして弟妹モードって呼んでるわけよ。 」 四人とも甘え下手だからなかなか思ったこと、言い出せないんだべな。 と幼子をみる父親さながらの笑顔で澤村さんは言った。 そんで、甘えさせ上手なお兄ちゃんの日向が聞いてあげるんだよ。 とお兄ちゃんがいれば大丈夫という母親さながらの微笑みで菅原さんは言った。 可愛い子供達を普段から見ていれば、二人のように親のような気持ちが芽生えてしまうのは仕方がないことなのだろう。 ととととー…なんて音がつきそうな歩き方をしてこっちに向かってきたのは、話題の中心のひとりである日向だった。 日向に目を向け、それからかれの居た場所を見ると残りの四人が恨めしそうに、また真逆に嬉しそうにこちらを見つめていた。 お疲れ様です、と彼は言ったあとあそこで何があったのかを二人に報告していた。 その姿は幼稚園であった出来事を一生懸命に伝える子供のよう。 「あの、ですね、皆が、いいこいいこして、っていうんですよ」 「「「はい??」」」 「へー、それさ、どうしてそうなったの?」 「最近それをしてもらえないから、この合宿を頑張ったらしてほしいってことで。 どうして?って聞いたらどうしても!なんていうんですよー。 」 「ちょちょちょ、ちょっとまって!」 「ん?騒がしいぞお前ら。 」 「いいこいいこってなに!?」「撫でるの小さい子供のいい方。 」 そんなこんなで終わった合宿一日目。 おれが来た時にはもう手遅れだった。 何が手遅れかというと、月島が泣いているのだ。 トサカヘッ…げふんげふん、黒尾さんからキャプテンに向けて、「ツッキーの様子が変なんだけど」と電話が来たのは5分前。 弟モードに入りかかっているのだろうと、キャプテンに言われ、食堂から一目散に飛び出して第三体育館へと向かった。 いつもなら一緒に練習をしてるはずなのだけど、今日はマネージャーさんたちの手伝いをすることを義務付けられていたから一人練習を抜けていた。 それが悪い方向へとつながってしまったのか、何かがあって月島は泣いている。 「あの、」 着いてみれば月島は泣いていて、幼い子供と化した彼を必死になってあやしている木兎さんと黒尾さん。 ため息を吐いてそれを眺める赤葦さんの姿。 「チビちゃーん!!こっち来てー!!」 言われるがままに足を進める。 正直言って、さっきの二人は見ものだった。 こんな事態にはっきり言って慣れてなさそうな木兎さんと慣れてそうで実は慣れてない黒尾さん。 あたふたとしながら頑張るその姿は見たことが無くて、思わず頬が緩んだ。 原因はこの二人だと、おれは思う。 早くしないと、ほかの皆も拗ねだすなあと考えながら、月島の元へ。 「つきしまー」 「ん」 「つーきーしーまー?」 「んー」 「ふはっ、けーい。 どうしたの?」 弟モードのときの月島は苗字で呼ばれるのを非常に嫌がる。 それでも、苗字を呼ばれたら反応しなきゃいけない そう躾けたから のを知っているから、そっぽを向きながらも返事をする彼が可愛くて笑ってしまった。 「…っみんなと、約束、」 「やっぱな」 〝みんなと約束〟 その言葉で思い浮かべたのは朝の会話。 珍しく月島から『今日の夕食は皆で食べよう』と言ってきたから、悶えながらもそれにノって約束したのだ。 「蛍は、ちゃんといったの?今日は早めに抜けますって」 妹に言うように接してやれば、練習でのことをポツリポツリと話してくれた。 「最初にそう言った…練習してて、気づいたら、約束してた時間まで、後少しだったから」 「もう抜けますって、蛍は言ったんだな?」 「うん、」 なんとなく、続きはわかった。 月島が抜ける、と言った時主将の二人は、あと少し、もう少しと時間を延ばしたのだろう。 無理強いされても抜け出せるはずの月島は、多分黒尾さんに言いくるめられて、練習を延長させてしまった。 その後約束の時間を少し過ぎたことに気づいて、泣き出してしまったということか...。 一人納得して、月島へ。 「蛍も、もうちょっと大きい声で抜けるって言わないとダメだって思ってただろ?」 「うん」 「悪いところ、ちゃんとわかってるもんな。 」 「…うん」 「じゃあ、早く泣き止んで」 『いつまでたっても泣いてる子、嫌いだよ、おれ』 天邪鬼な月島にはちょっぴり棘のある言い方のほうが効果があるって、気づいたから。 「泣いてないし!!」 はいはいと背中をとんとんと叩いて、目線を原因の二人へと向ける。 話を聞いていたのか、正座をする二人。 正確には、月島の話をちゃんと聞いていて練習時間を延ばすことに、引き止めることに最後まで反対していた赤葦さんが、正座をさせたのだろう。 「お二人は、泣き出した理由、わかってるんですよね?」 「「はい」」 がくりと肩を落として、頭を下げる二人は小さく、スイマセンでした、と言っていた。 それで許してあげるほど、皆のお兄ちゃんはバカじゃない。 「すいません、ておれへの謝罪じゃありませんよね」 「そろそろにしてくれません?他の皆も待ってるんですけど。 」 あとから赤葦さんに聞いたところ、この時のおれは笑顔でありながらも、纏う空気は絶対零度なるものだったそうだ。 「「ツッキー!!無理に付き合わせて悪かった!!」」 「はい…。 でも煽られたとはいえ、僕も付き合ってましたし」 「怒ってないか?次も一緒に練習付き合ってくれるか?」 「ちゃんと時間を守ってくれるなら。 」 「ごめんなツッキー。 だから、ネコチーム抜けないでくれよ」 「 …まぁ。 」 「ナニその間!?」 「仲直り、ですね!赤葦さん、迷惑かけてすいませんでした!」 「いや、こっちも木兎さんを野放しにしていたから」 「翔…。 」 「ん?」 「なきやんだもん、だから、いいこいいこして」 嫌いになんないで、と言われてしまえば、撫でるしかなくて。 「嫌いになんないよ、それに蛍は泣きやめたもんな、えらい子だから、よくできました!!」 ふにゃりと笑った顔を見て、早く食堂いくぞー!という。 月島の弟モードはすごく好き。 だって、素直だから。 いいこいいこ、1人め。 まぁ、比べた相手が相手なので必然的にそんな答えにもなるわけで。 でもおれからすると、二人の甘え方は下手すぎる。 撫でてもらうにせよ、二人は挙動不審すぎる。 例えばこうだ。 「あああああの、ひなっ、ひなたしゃっ、ひなたさん、な、撫でて欲しいのでございますが!」 これは谷地さんが例であるけど、山口も同じように、あ、とかの言葉が多く出てくるため、甘えるまでの時間が長い。 そんなことを考えていた休憩時間に事件は起きた。 「ひなた、つきしまっ、来て」 焦った様子の清水さんに呼ばれて、月島と二人体育館を出ると、大きな木の下の日陰で休む辛そうな谷地さんの姿を発見した。 「月島、仁花ちゃんを部屋まで運んで」 「いいですけど、谷地さんが嫌がりませんかね。 」 「今ここでどうこう言ってても、仁花ちゃんが辛そうなのは変わらないでしょ。 」 谷地さんを運ぶのであれば、なんでおれは呼ばれたんだろうか。 首をかしげていると、清水さんが話しかけてきた。 「仁花ちゃんね、さっきまでお兄ちゃんいかないで、って言ってたの」と。 「熱中症で、うなされちゃったのかなぁ…大丈夫だよ、仁花」 手を握ると隣の月島に、お兄ちゃんには見えないけどね、と鼻で笑われた。 そういうお前が、甘えてくるくせに、解せぬ。 そんなこともあったからか、今日の練習は全て中止となって、バレー馬鹿なおれはすることもなかったため、谷地さんの看病につきっきりになっていた。 しばらくして、谷地さんは起きた。 「おはよう、谷地さん。 」 まだだるさが抜けていないのか、辛そうで苦しそうな表情をする谷地さん。 無理しないでと、おでこを軽く押す。 「ひゃ、日向…?」 「うん、おれだよ」 「あの、ですね…」「どうしたの?」 「手を、握って欲しいのですが」 「お安い御用!」 きゅ、とおれよりも小さな手を握って今日の出来事を谷地さんは寝たまんま話す。 「あのね、翔くん」 いつの間にか、妹モードに入って。 「ゆっくりでいいよ」 「うん。 …ふぅ…」 これまた、昨日の月島のようにポツリポツリと言葉を吐き出す。 きっと不安なのだろう、おれが何をいうのかわからないから。 ぎゅう、と握りしめてくるてのひらを握り返して大丈夫という。 「…今日、梟谷のマネさんが一人体調不良で、体調が治り次第、午後からの参加だったの。 朝食の準備、昼食の準備、皆の洗濯物干し、皆が飲むボトルの準備… それを皆で分担してやろうってなって、その、私が一番下だから、一番働かなきゃって思って。 」 「頑張りすぎちゃった??」 「…」 こくり、と頷いて、彼女は横を向いた。 「なのに、倒れちゃって、皆さんの仕事、ふやして」 「わたし、バカだなぁ…」 声を押し殺して、小さな手で目元を覆う。 その指の隙間から涙が流れてきて、おれは空いている手で涙を掬った。 「確かに、仁花はバカだよ。 おれや飛雄より頭が良いけど、それとは違うバカ。 」 「だれも、仁花のこと、迷惑なんて思ってないし、皆仁花のこと心配してたよ。 仁花が寝ている時に清水さんが来て、どうしてひとりでこんなに無理をさせちゃったんだろう。 ってすごく悲しそうな顔してた。 」 『頑張りすぎるのはダメだけど、逆に頑張らないのはもっとダメだろ?』 優しく叱ってやれば、ちゃんと受け止めてくれるってわかってるから。 「うんっ…ぐすっ、ごめんなさい…!!」 「なんであやまんの!ほら、清水さんとか他のマネさんたち呼んでくるから」 そういうと、谷地さんはすごく寂しそうな顔をして。 呼びに行こうと立つと、あっちの方から来てくれたみたいで、扉があいた。 「仁花ちゃん、大丈夫!?もう、辛くない?」 「潔子さ~ん…大丈夫ですっ!ごめんなさい!」 「やっちゃん心配したよ!!」「心配かけて、ほんとにすみません!」 もうおれがいる必要もないかな、と思って扉まで歩いていこうとすると、 「翔くん!!」 谷地さんが呼び止めてきた。 「なあに?」 「頑張りすぎちゃったけど、がんばって働きました!いいこいいこ、してください!」 だからいかないで、翔くん。 と消えそうな声で言われたから 「はいはい、おれはここに居ますよー。 これからも無理しない程度にがんばってください!!」 といって、優しく撫でた。 やっぱり、谷地さんには花のような笑顔が似合うな、とおもった。 いいこいいこ、2人め。 時間は少ないが30分だけ割あたっている第一体育館では、山口やノヤさん、旭さんに縁下さん等が練習をしていた。 目に見えてイライラしている少年が一人。 初めて見る山口のイライラ状態に、周りの皆はすごく驚いていた。 それもそうだろう、初めて見るんだから。 おれへの弟妹モードの時は皆ツンケンしているだけで可愛げがあって良いけれど、今の山口は可愛げなんてこれっぽっちもない。 だがここはお兄ちゃんの力を発揮しなくては。 「やーまぐちっ」 「・・・」 「もー…」 イライラしている時の山口は月島と同じような感じになる。 性格が、とかではなくて、まとっている雰囲気が、だ。 こうなってしまうと、苗字では話も聞いてくれない。 「ただしー」 「なに」 同じような感じ、とは言ったけど、この時の山口は月島よりも態度が悪くて、扱いづらい。 まあそれは、自分の思っていることを吐き出せないからなんだけど。 「・・・ただし。 」 「ぅ、ごめんなさい」 おれにはわからないけど、纏う雰囲気が変わったと思ったのか、それとも低い声で名前を呼ばれたことで、謝らなければいけないと気づいたのか彼は謝ってきた。 「うん。 ただし、どうしたの?珍しくイライラしてるじゃん」 「 あー…ちょっとね。 」 イライラを指摘してみても、お兄ちゃんぶってみても、今の山口は、イライラモードからなかなか弟モードに落ちてはくれない。 じゃあいいや、夕食の時もイライラしてたら話しをしようと決めて、その場を離れた。 体育館から少し離れたところで振り返ってみると、ボールを持ったままこっちを見つめる山口の、苦しそうな顔が見えた。 その姿は、中学のときの俺と同じ。 ああいう時は、全部ゲロったほうが楽なのにな。 昔、おれは雪ヶ丘中学校に通っていた。 バレー部なんて大層なものはなくて、部員も誰もいない、おれ一人の愛好会扱い。 体育館の片隅やグラウンドの隅、時には廊下で一人でボールをいじったり、一人でランニング。 時々違う部活の友達がトスを上げてくれたこともあったけど、友達といても、結局のところおれは一人だった。 周りの部活への劣等感に耐えれなくて、それを誰にも話せなくて、一人イライラしていた時に幼馴染の二人は言ってくれた。 『翔ちゃんが話してくれるの待ってるから』『無理に話そうとしても余計にイラつくぞ』 一見普通の言葉だけど、おれはその言葉に救われた。 だから、二人に見習って、山口にもそう接しようと決めたのだ。 夕食を食べ終えて、おれは山口に呼ばれて席を立った。 「どうしたの?」 いつも以上に甘い声 と言われる声 を出して聞けば 「不安ですごくイライラしてた」と答えてくれた。 「翔ちゃん俺さ」 弟モードに入った彼もまた、昨日と今日の二人と同様にポツリポツリとゆっくり話し始める。 「うん。 」 「俺だけが、一年でレギュラー取れてないでしょ?それがね、不安の一つ。 皆がさ、俺を置いて遠くへ行っちゃう気がして、怖くて。 あと、ジャンプフローターサーブ、がいつまでも上手くできないから。 」 「忠は人一倍努力してるって、皆分かってる。 そういう凄い奴をおいていくほどおれ達はバカじゃないかんな。 先になんていかないよ。 手を引っ張るくらいして、隣を歩いてくに決まってるだろ。 それと、ジャンプ、フローター、サーブ?は難しいサーブなんだろ?いつまでも、なんてことは絶対ないんだから。 無理して怪我したらどうすんの。 」 ゆっくりでいいんだよ、と笑ってあげれば、なぜか山口は泣き出してしまった。 「ほんっと、翔ちゃん、優しすぎっ…」 「でも練習に付き合ってくれてるノヤさん達に当り散らすのはダメだな!」 『悪い子にはいいこいいこしません!』 強く言った方が、彼には響きやすいって知ってるから。 「うぇ…!! 謝ってくる…!!」 涙の蛇口がきゅっと締まったのか、もう涙が止まっていて、走って先輩のもとへと消えていった。 数分待っただけで、帰ってきた彼の額には汗が。 「急ぎすぎ。 」「だって翔ちゃんっ…!!」 「翔ちゃん」 「謝ったので、わるいこじゃありません。 だから、いいこいいこして、ください」 俺もつれていってよ同じ場所へ。 て言うから、なんだか幼く見えて、 「いいけど、連れてくんじゃなくて、一緒に歩いていこうな。 忠がこれから悪い子にならないように、いいこいいこしてあげます!」 ちょっと硬い髪を円を描くように撫でた。 いいこいいこ、3人め。 先程まで、おれたちとご飯を食べていたけど、俺は山口と外へ、月島と谷地さんはそれぞれの先輩に呼ばれ、食堂を出ていた。 あまり、というか全くと言っていいほど他校とも絡みのない影山を一人にすれば、それはもう可哀想な。 でも、よく見てみると、顔をあるところに向けて、そわそわ うずうずなんて効果音がつきそうな様子だ。 影山の見ている方へと目線を動かしてみれば、そこにいるのはスガさんに研磨、そして赤葦さん。 いわゆるセッターずだ。 そこに森然と生川のセッターさんはいないけれど、尊敬しているセッターが3人も揃っているわけで。 おれの場合、エースが3人揃っているようなものだ。 「そりゃ、うずうずするわな」 うん、といった声が影山には聞こえたのか、すごい勢いでこちらに来て手を引っ張って外へと連れ出された。 「どうした影山?」 「んぬん…」 口を尖らせて考え込む姿は弟モードの中でも一番可愛くて見ていて飽きない。 でも、もうそろそろお兄ちゃんとして接してあげなければ。 「飛雄は、北一の時のことがあるから、話しに行けないのか?」 こくりと頷いた後、影山は黙り込んでしまった。 今日はもう話ができそうにもない。 手を握って、大丈夫、大丈夫と行ってやれば安心したのか息を深くついて、部屋へと戻っていった。 その後ろ姿が、すごく切なく見えた。 次の日、いつも通りペナルティばかりの一日を終えて、足を進めたのは影山のところ。 一人膝を抱えて体育座りをして伏せる影山の姿を見つけた。 「とびお、」 柔らかく、そう呼んでやれば、振り向いて、彼はポロポロと涙をこぼし泣き始めた。 「とびおが、誰よりも努力家なのは皆知ってるよ。 それに真面目だってことも」 「北一の時に及川さんとひと悶着あったことも、なんとなく俺は知ってる。 それでも、セッターの人に話しかけに行きたい気持ちはおれもわかるよ。 おれの場合、相手がエースだったら話しかけに行くもん。 な、飛雄。 深く考えなくていいんだぞ。 スガさんみたいに、優しく教えてくれる人だっているんだから。 」 「翔陽、オレ」 おれの肩に頭をうずめながら、こいつも先に弟妹モードになったみんなと同じように、ポツリポツリと話し始める。 「うん?」 「すっげー、怖い。 誰に何を教わりたいか自分ではわかってんのに、拒絶されんじゃねえかって思ってる。 拒絶されるのは絶対に嫌だから、話しかけれなくて。 」 「確かに、怖いよな。 また拒絶されんのかって。 だけど無責任かもしれないけどさ、飛雄が思ってるほどみんな怖くはないんだぞ?嫌だ嫌だって首振って話ができないよりも」 『そういうのを乗り越えて、頑張って話ができるほうがかっこいいもんな』 勝てないかもしれない敵に立ち向かうヒーローのように、きっとお前だって、出来るよ、と優しく言ってやれば、前を向いてくれるってわかってるから。 烏野生徒が寝る教室でゴロゴロしていれば、扉を開けたのは笑顔の影山。 「翔陽!」 「がんばって、話すことできた、から…いいこいいこ、してください。 」 それと、一緒にいてくれよ。 って唇をとんがらせるもんだから 「言われなくても一緒にいてやるから。 そんな悲しい顔をしないように、いいこいいこしてあげます!!」 その唇をつまんで、頭をくしゃくしゃと撫でた。 目尻を赤くしながらも、ふにゃりと笑う影山は今日一番可愛かった。 いいこいいこ、4人め。 もう、するこはいないかな 合宿最後に、という約束は守れなかったけど、一人ひとりの頭を撫でることができたのは、ちょっぴり以上に嬉しい体験だった。 みんなの笑顔はすごく可愛い。 [newpage] 書きたいと思っていたのを書けた。 後悔はない。 お兄ちゃんな日向の頭をなでてあげたい、弟妹モードのみんなとか他校のオカン組とか、 そんなお兄ちゃんがキャパオーバーで泣いちゃって、オトン組が泣き止ませるとか。 そんなのを書いてくれると信じている。 などと、作者は供述しており...

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イケメンの定義20個。顔だけじゃない「カッコいい男の要素」

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心臓 アフリカうんこ ん? もふぁぁぁ 810・931(やじゅう・くさい) 810は、はっぴゃくじゅうではなく、 野獣と読みます。 8(や)10(じゅう)ですね。 そのまんま、淫夢4章や空手部に登場する 野獣先輩を意味しています。 昔からあるネットスラングで似ているのが、 やおいを伏字にした 801です。 おおっぴらに話せない単語を、一部の人にしか通じないようにするために数字に置き換えるという方法は、淫夢以前からあるんですよね。 また、810は昔から(発展)の伏字として、阿部さん(くそみそテクニック)やレスリングシリーズでも使われています。 931は、きゅうひゃくさんじゅういちではなく、 くさいと読みます。 9(く)3(さ)1(い)。 意味はそのまま、くさいものに対して使われます。 特に、淫夢4章、 屋上で野獣の肌が映るシーンで「くさい」というコメントが多いので、野獣先輩をけなす定型句になっています。 893・889464 893は、はっぴゃくきゅうじゅうさんではなく、ヤクザと読みます。 8(や)9(く)3(ざ)。 意味はヤクザですが、特に 淫夢1章に登場する暴力団員・TNOKを指していますね。 889464は、はちじゅうまんきゅうせんよんひゃくろんじゅうよんではなく、 早くしろよと読みます。 8(は)8(や)9(く)4(し)6(ろ)4(よ)。 これはTNOKのセリフ「早くしろよ(あくしろよ)」が元ネタ。 ホモはせっかち。 画像引用: 364364(みろよみろよ) 364364は、さんじゅうろくまんよんせんさんびゃくろくじゅうよんではなく、 見ろよ見ろよです。 これは、空手部に登場する部活の先輩・MURが後輩であるKMRに対するセリフ「ホラ、 見ろよ見ろよ、ホラ」が元ネタになっています。 野獣の「見とけよ見とけよ〜」とセットで覚えられやすいですね。 334 334は、33-4(33対4)の省略形ですね。 これは淫夢ネタというより、なんJ・やきうネタでしょう。 2005年の日本シリーズにおける4試合の合計スコアが、「 ロッテ 33-4 阪神」であったことから、惨敗を象徴する数字として33-4が使われるようになりました。 阪神が関係ないところでも、 ボロ負けのシーンや、ち〜ん(笑)という音が鳴るたびに33-4ネタは使われます。 お決まりの返しとして、 なんでや!阪神関係ないやろ!、 な阪関無があります。 参考: 512810(こいにはってん) 512810は、 恋に発展と読みます。 画像引用: syamuさん関係では、 「警告:0点・・・」「警告:100点・・・」もよく使われる数字です。 参考: 参考: さまざまな数字を紹介してきましたが、ニコニコ動画やSNSで不思議な数字列を見たら、 淫夢ネタかもしれないと思えるようにはなったと思います。 木村すらいむ()でした。 ではでは。 こちらもおすすめ.

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なでなで催眠

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歴史上の人物からとった名前 古風な名前といえば、歴史上の人物が代表格です。 歴史に名を遺した女性たちからとった名前• 持統天皇…うの・さらら• 濃姫・帰蝶…蝶子(ちょうこ)・妃姫()• 紫式部…紫()・紫花(・あいの)• 高台院…寧々(ねね)・寧(ねい)• お市の方…市香()・市子(いちこ)• 清少納言…清香(きよか)・清乃(せいの、きよの)• 天璋院篤姫…姫香(ひめか)・篤姫(あつき)• 小野小町…小町(こまち)・恋町(こまち)• 巴御前…巴(ともえ)・巴笑(ともえ)・御巴留(みはる)・巴子(はこ)• 葵の上…葵()・葵花()・葵依()• 春日局…春日(かすが・はるひ)• 卑弥呼…弥子(やこ・みこ)・弥生(やよい)・愛弥() 日本らしい漢字を使った名前 日本らしい雰囲気を醸し出す漢字を使うと、読み方が今風であっても、 漢字表記した場合に古風に感じられます。 古風さを感じる1文字名前 桜()・雅(みやび)・京(みやこ)・都(みやこ)・花()・美(よし)・和(のどか・かず)・幸(さい・こう・みゆき)・藤(ふじ・かつら)・忍(しの・しのぶ) 古風さを感じる漢字を使った名前• 桜…桜子(さくらこ・ようこ)・桜良(・)・ 桜来(・)・桜香(おうか)・未桜()・有桜(ありさ)• 雅…雅実(まさみ)・優雅(ゆうが)・雅枇(みやび)・春雅(はるか)・綺雅(きなり)・麗雅(れいか)• 京…京羽(きょう)・京香(きょうか)・京子(みやこ・きょうこ)• 都…小都(こと)・都音(とおん)・都心(みやこ)・有都(あると)• 花…花音()・心花()・瑠花(るか)・花奈(かな)• 美…真美(まみ)・美子(みこ・よしこ)・美心(みこ)・亜美(あみ)• 和…和花(のどか・わか)・和生()・和彩(あいさ・かずさ)・和愛(あいな)・和里(あいり)・和音(あのん)・和心(・あみ)・和琴(わこと)• 幸…幸知(さち)・幸依(ゆきえ)・幸希(ゆき・ゆうき)・杏幸()・梓幸(あずき)・有幸(ありさ)・季幸(きこ)・幸心(きり)・幸羽(こう)• 藤…藤子(とうこ)・藤香(ふじか)・奈藤(なつ)・舞藤花(まどか)• 忍…忍葉(しのは)・心忍(しのぶ)・亜忍(あしの)・由忍(よしの) なお、和風な名前に関しては「」で、詳しくご紹介しています。 [co-8] 止め字に『子』を付けた名前 ひと昔前は、女の子の名前の象徴でもあった『子』の付く名前。 今はほとんど見られなくなったからこそ、新鮮で可愛らしさのある名前になるでしょう。 止め字に『子』が付く2文字名前 亜子()・恋子(ここ)・実子(みこ)・瑠子(るこ)・華子(かこ)・佳子(かこ)・綺子(きこ)・真子(まこ)・莉子()・羽子(わこ)・歩子(ほこ)・愉子(ゆこ)・弥子(やこ)・紗子(さこ)・菜子(なこ)・埜子(のこ)・唯子(いこ)・笑子() 止め字に『子』が付く素敵な3文字名前 鈴子(すずこ・りんこ)・凛子(りんこ)・蘭子(らんこ)・唯子(ゆいこ・いちこ)・由宇子(ゆうこ)・璃々子(りりこ)・璃衣子(りいこ)・瑠衣子(るいこ)・恋子(れんこ)・灯子(とうこ)・芽愛子(めいこ)・萌子(もえこ)・未唯子(みいこ)・埜々子(ののこ)・菜々子(ななこ)・雛子(ひなこ)・姫子(ひめこ)・寧々子(ねねこ)・杏子(あんこ・ももこ)・埜子(のんこ)・爽子(さわこ) 止め字に『子』が付く素敵な4文字名前 翔子(しょうこ)・涼子(りょうこ)・桜子(さくらこ)・薫子(かおるこ)・菫子(すみれこ)・翠子(みどりこ)・桂子(かつらこ)・柊子(しゅうこ)・恭子(きょうこ) 日本人の女性らしさを表す名前 日本の女性らしい『古風な美しさ』を感じる名前を、ご紹介します。 古風な女性の雰囲気 昔の日本では、家庭の中で家族を支える強さを持ちながら、清楚で淑やかな雰囲気のある女性が、『女性らしい』とされてきました。 時代が変わり、女性が社会進出するようになった頃から、その考え方も少しずつ変わり、清楚で淑やか、上品で洗練された美しさは、古き良き日本の女性を印象付けるようになりました。 たとえ、女性が男性と肩を並べて歩く時代になったとしても、古風な女性らしさは大切にし続けていきたいですね。 『清』の付く名前 清香(きよか・せいか・すみか)・清奈(きよな・すみな・)・清良(きよら・せいら)・清心(きよみ)・清恋(しょうこ・せいこ)・花清(かすみ・かすが)・清音(きよね)・清世(きよ)・清衣(きよえ)・清乃(きよの)・清愛(きよあ)・亜清(あすみ・あきよ) 『楚』の付く文字名前 楚乃香(そのか)・楚乃(その)・楚乃美(そのみ)・楚愛(そあ)・楚代(そよ)・楚夜風(そよか)・美楚乃(みその)・衣楚乃(いその)・楚羽歌(そうか)・楚奈(そな) 『淑』の付く文字名前 淑香(きみか・すみか・よしか)・花淑(かよ・かすみ)・淑恵(よしえ・きよえ・としえ・すみえ)・淑良(きよら)・真淑(まよ・ますみ)・淑奈(よしな・すみな・きよな)・淑蓮()・淑乃(よしの)・理淑(りよ)・晴淑(はるよ)・淑美(よしみ・きよみ) 『静』の付く文字名前 静(しずか)・静香(しずか・せいか・きよか)・静音(ちかね・しずね・せね)・静和(しずか)・静良(きよら・せいら)・真静(まちか・まきよ)・美静(みしず・みちか)・静子(しずこ・せいこ・きよこ・ちかこ)・静菜(・きよな・しずな) 『凛』の付く文字名前 凛()・凛子(りんこ・)・凜音(りんね)・凜花(りんか・りか)・真凛(まりん)・愛凛(あいり)・愛凛沙(ありさ)・凛佐(りさ)・凛都(りと)・凛々(りり)・凛名(りな・りんな)・華凛(かりん)・凛乃(りんの・りの) 艶やかで美しい織物にちなむ名前 日本文化の代名詞とも言える『着物』。 四季のある日本の風土に適した衣服として受け継がれてきました。 生地には織物と染物がありますが、その細かな模様や色彩の洗練された美しさは、古い時代から日本の女性たち魅了し続けてきました。 着物にちなむ名前は、日本の古き良き日本人女性の美しさを表す名前であると言えるでしょう。 『絹』の付く名前 絹江(きぬえ・まさえ)・絹香(きぬか)・絹子(まさこ)・絹美(まさみ)・絹笑(きえ・きぬえ・まさえ)・早絹(さき)・絹奈(まさな)・絹夜(きぬよ・まさよ)・絹(きぬ・まさ・しるく)・絹乃(きぬの・まさこ)・絹葉(きぬは・まさは)・美絹(・みま)・絹希(まさき) 『紗』の付く名前 紗和(さわ)・紗都(さと)・里紗(りさ)・紗月(さつき)・紗々(ささ)・紗々花(ささか)・紗音(さお)・真紗子(まさこ)・真紗美(まさき)・紗江子(さえこ)・紗百合(さゆり)・紗都音(さとね)・紗希(さき)・紗倉()・紗愛()・紗更(ささら)・愛紗(あいさ)・千紗(ちさ)・紗雪(さゆき)・紗友(さゆ)・紗良()・更紗(さらさ)・麗紗(れいさ) 『紬』の付く名前 紬(つむぎ)・美紬(みつむ)・愛紬(あつむ・あづみ)・紬美(つむみ)・紬衣()・紬江(ゆえ)・和紬(かづみ)・紬花(つむか・ゆいか)・静紬(しづむ・しづみ・しゆ)・都紬(つづむ・つづみ)・名紬(なづむ・なづみ)・里紬(りづむ)・紬乃(ゆの) 『綸』の付く名前 綸()・花綸(かりん)・綸音(りんね・かんね・おね)・綸華(りんか・いとか)・綸(くみ)・綸子(りんこ・くみこ)・花綸里(かおり)・真綸(まりん)・愛綸(あいと)・綸和(・りんな)・綸子(りんこ・くみこ)・綸都(おと・りと・いと)・来綸(こいと・らいと)・綸沙(りさ)・綸奈(りな・・かな)・和綸(わか) 『紋』の付く名前 紋(・あき)・紋奈(あやな・あきな)・紋子(あやこ・あきこ)・紋寧(あやね・あきね)・紋良(あきら)・千紋(ちあき)・愛紋(ああや)・紋弥(・あやや)・紋早(あきさ)・紋流(あやる)・紋歩(あやほ・あきほ)・美紋(みあや・みあき・みあ)・紋花(あやか・あきか)・紋江(あやえ・あきえ) 『織』の付く名前 華織(かおり)・織江(おりえ・りえ)・織花(おりか・りか)・織(おり・しき)・早織()・璃織(りり・りおる)・織子(りこ)・織真(りま)・愛織(あいり)・織華(しきか・りか)・織歩(しほ・りほ)・織吹(しぶき)・美織(みおり・みり)・心織(・みり)・万織(まおり・まり) 『羽』の付く名前 美羽(みわ・みはね・みう)・羽実(うみ)・愛羽(あいは)・和羽(かずは)・綺羽(きわ)・恋羽(こう)・志羽(しう)・早羽花(そうか)・千羽(ちはね)・優羽(ゆう)・日羽(ひわ)・琴羽()・心羽(みはね)・羽子(わこ・はこ).

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