宇宙 より も 遠い 場所 原作。 「宇宙よりも遠い場所(よりもい)」は一番泣いた名作アニメ。全話の解説・感想を語る

宇宙よりも遠い場所の感想。面白い。自分を変えたい人の、いいきっかけになるアニメ。

宇宙 より も 遠い 場所 原作

2019年9月28日 2020年1月4日 16分 「宇宙よりも遠い場所(よりもい)」は一番泣いた名作アニメ。 全話の解説・感想を語る 「 宇宙よりも遠い場所(通称: よりもい)」は 隠れた名作アニメです。 伏線もあり、演出が 「言葉で語らない系(=観客側のリテラシーが求められる)」なので、ちょっと分かりづらい。 しかし、見方が分かれば、かなり面白い一作。 ということで、 各話の伏線・作品の見方を含めて解説しました。 話としては、女子高生4人組が南極を目指すという内容。 けいおんみたいな日常系 or 萌えアニメ?と思ったら 全然違います。 かなり演出がうまい 「見てよかったと思える神アニメ」。 2018年12月に、ニューヨーク・タイムズ紙で 「2018年 最も優れたテレビ番組(The Best TV Shows of 2018)」の海外番組部門にも選ばれました。 宇宙よりも遠い場所(よりもい)のあらすじ 宇宙よりも遠い場所(よりもい)のあらすじです。 何かを始めたいと思いながら、 中々一歩を踏み出すことのできないまま 高校2年生になってしまった少女・玉木マリたまき・まりことキマリは、 とあることをきっかけに 南極を目指す少女・小淵沢報瀬こぶちざわ・しらせと出会う。 高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、 絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、 報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。 引用元: 簡単に言うと、 女子高生4人がそれぞれの思いを背に、南極を目指すという話です。 よりもいの主人公4人が抱える悩み。 それが解消され成長していく王道物語 よりもいの主人公4人は悩み・問題を抱えています。 しかし物語が進むに連れ、それぞれのキャラクタにフォーカスされ、その悩みがハッキリとしていきます。 結果 「その悩みが解消され、成長していく」という王道な物語になっています。 友情、周囲の目、挑戦。 そういったいくつもの青春な話が大量にありまして、とにかく泣けます。 よりもいのテーマ「淀んで溜まっていた水が一気に流れ出す」 よりもいのテーマは 「淀んで溜まっていた水が一気に流れ出す」です。 第1話と最終話で、主人公キマリのモノローグの言葉がそれを表しています。 淀んだ水が溜まっている。 それが一気に流れて行くのが好きだった。 決壊し解放され走り出す 淀みの中で、蓄えた力が爆発して 全てが、動き出す。 これは 「悪い過去と決別し現実が良い方向に向かう」とも言えます。 また「悪い過去=淀んで溜まった水」があったからこそ、大きな爆発・変化(カタルシス)に結びつくと見ることもできますね。 宇宙よりも遠い場所(よりもい)全話解説&感想まとめ 宇宙よりも遠い場所(よりもい)の解説と感想のまとめです。 伏線や演出の意味などを中心に解説していきます。 よりもい第1話「青春しゃくまんえん」解説&感想 よりもい第1話「青春しゃくまんえん」解説&感想です。 高校に入ったら何かを始めたいと思いながらも、なかなか一歩を踏み出すことのできないまま、高校2年生になってしまった少女・玉木マリ たまき・まり ことキマリは、とあることをきっかけに南極を目指す少女・小淵沢報瀬 こぶちざわ・しらせ と出会う。 高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓う。 良いアニメってこういうものですね! よりもい第2話「歌舞伎町フリーマントル」解説&感想 よりもい第2話「歌舞伎町フリーマントル」解説&感想です。 南極観測船は日本を発ち、オーストラリアのフリーマントルを経由して南極へと向かう。 観測隊員たちが南極観測船に乗り込むのはフリーマントルからのため、日本からフリーマントルに行くための飛行機代が必要になると報瀬から言われたキマリは、コンビニでアルバイトを始める。 一緒に南極に行きたいというアルバイト先の先輩・三宅日向も仲間に加わり、キマリたちは報瀬が計画したとある作戦を実行する。 この徐々に仲間になる、ゆったりした展開も良いですね。 歌舞伎町でハチャメチャはしゃぐシーンがこの話のハイライトですが、• 「うん、ただ、楽しいな~って」• 「うん。 なんかね、動いてる。 私の青春、動いてる気がする!」 という台詞が前回の第1話に続いて、やるせない現実から、遠い理想に徐々に近づいている、動いている感じが出ていて非常に良かった。 ただ、割とコメディ多めで、他の神回に比べると普通な回でしたね よりもい第3話「フォローバックが止まらない」解説&感想 よりもい第3話「フォローバックが止まらない」解説&感想です。 報瀬の部屋に集まったキマリたちは、スマホを片手に高校生が南極に行く方法を探す。 そんなものが簡単に見つかるはずもないと思っていた矢先、南極観測隊に取材班と共に現役女子高生であり、女優でもある白石結月が同行するという記事を見つけるキマリたち。 結月が所属する事務所に私も同行できるように掛け合ってと騒ぐ報瀬に巻き込まれ、電話を押し付け合うキマリたちの前に結月が現れる。 ユヅキちゃんといえば「軽く死ねますね」という口癖が特徴ですが、 あまり流行りませんでしたね。 衝撃的なのが、 ユヅキが芸能活動を始めた4歳の頃から「友達がいたことがない」という事実。 この表現にもしびれましたね… よりもい第4話「四匹のイモムシ」解説&感想 よりもい第4話「四匹のイモムシ」解説&感想です。 ついに南極行きの切符を手に入れたキマリたちは、同行者として南極に行くために身につけなければならない技術や知識を学ぶため、3日間に渡る夏期訓練に臨む。 座学から野外でのフィールドワークまで、様々な訓練を行う施設がある山の麓までやってきたキマリたちは、そこで今回の南極観測隊の隊長である藤堂吟から挨拶を受けるが、報瀬だけは隊長の言葉に険しい表情を浮かべる。 物語後半で「呪いの言葉」から「祝いの言葉」に変わるこの台詞を前半からしっかりと入れているシナリオの計画性に脱帽です。 また、めぐっちゃん(眼鏡)の言葉がより強調されていきます。 変化しないことを良しとする幼馴染キャラの「高橋めぐみ」。 彼女の応援のようでいて、優しさのようでいて、攻撃的な台詞が印象的でした。 「無理しすぎないようにな、それ以上頑張ってダメだったら、すごい後悔するだろうから」 あとこの話の見どころはキマリの台詞ですね。 「どうして南極に?」と隊長に効かれた時の台詞 「どこかじゃない。 南極だって(気づいた)」 「皆と一緒に南極星見つけて、オーロラ見て、かき氷食べて、ペンギンと記念写真撮りたい」 これで、この物語の冒頭の曖昧な「青春的な何か」の意味が大きく変わります。 つまり「南極という具体的な場所」と「南極での具体的なやること」ですね。 よりもい第5話「Dear my friend」解説&感想 よりもい第5話「Dear my friend」解説&感想です。 訓練を終えてから数ヶ月が過ぎ、南極へと旅立つ日が近づいてきたある日。 リンの手伝いもあって、どうにか南極へと持っていく持ち物の荷造りを終えたキマリは、めぐみから借りたまま、てっきりなくしてしまったと思っていたゲームを見つける。 めぐみにゲームを返すついでに、久しぶりだからとゲームで遊び始めたキマリは幼い頃の思い出を話し始めるが、めぐみは覚えていない様子で……。 前半パートはすべて、この 「めぐっちゃんの罪の告白」に向かって描かれていたのではないか?と思えるような出来でした。 めぐっちゃんの目線が怖かった… で、結局めぐっちゃんの感情とは何だったのでしょうか? 「挑戦するキマリへの嫉妬」や 「キマリがいなくなることの寂しさ」ももちろんあったでしょう。 しかし、それ以上に 「何者でもない自分に気付かされた怖さ」への反発があったのかと。 めぐっちゃんの発言は以下の通り。 「知らねぇよ!最初にお前が南極に行くって言った時、なんでこんなに腹が立つんだって思った。 昔からキマリが何かする時は私に絶対相談してたのにって!」• 「そうしてないと何も無かったんだよ私には!自分に何も無かったからキマリにも何も持たせたくなかったんだ」• 「ダメなのはキマリじゃない私だ!」• 「ここじゃないところに向かわないといけないのは私なんだよ!」• 「やっと一歩踏み出そうとしてるんだぞ、お前のいない世界に」 で、ここで第1話のモノローグが再度出てくる演出が秀逸。 「淀んだ水」 = めぐっちゃんの悪感情• 「決壊し解放され」 = めぐっちゃんの涙 ちなみに作画はこれです、以前は暗い場面で「淀んだように」写っていた水をさり気なく映すのもスゲーですね。 ただ、1回目の「動き出す」は 「めぐっちゃんに対して向けられた言葉」だと考えると泣けます。 よりもい第6話「ようこそドリアンショーへ」解説&感想 よりもい第6話「ようこそドリアンショーへ」解説&感想です。 七神屋ペンギン饅頭号として生まれ変わった南極観測船に乗り込むのはオーストラリアのパース近郊にあるフリーマントルから。 日本からフリーマントルに向かうために旅立ったキマリたちは、乗り換えのためにシンガポールに降り立つ。 出発までの時間を使ってシンガポール観光を楽しむキマリたちだったが、日向の様子がおかしいことに気がついた結月は、何か隠し事をしているのではないかと問い詰める。 報瀬と日向2人の「人を大事にするやり方」の違いが特徴的でしたね。 日向の 「迷惑かけたくない、気を使いたくない」から構わないでほしい…という気持ちも現代の若者なら理解できる感覚です。 軽薄な態度で周囲に壁を作り、明るく拒絶するキャラ演技はとてもリアルに感じました。 これも最終話で回収されますね よりもい第7話「宇宙を見る船」解説&感想 よりもい第7話「宇宙を見る船」解説&感想です。 フリーマントルに到着したキマリたちは、停泊しているペンギン饅頭号に乗り込む。 船室へと案内されたキマリたちは、吟からその船室がかつて報瀬の母親である貴子が使っていたものであることを聞き、貴子が何か部屋に残しているのではないかと隅々まで調べてみるが、何も見つからない。 そして時間は食料の買い出しなど出港準備の手伝いで忙しなく過ぎていき、出港前の出陣式を迎える。 個人的には、第7話の「 南極の厳しさに近づく演出」で充分かなと思っています。 作品上では、不幸も、厳しい現実を描くこともできます。 しかし、この主人公たち4人が向き合うべきは「外」ではなく「内」です。 後半のシラセちゃんの成長と対比して見るとオォってなります よりもい第8話「吠えて、狂って、絶叫して」解説&感想 よりもい第8話「吠えて、狂って、絶叫して」解説&感想です。 ついにフリーマントルから南極へ向けて出港したペンギン饅頭号。 陸地から離れ、大海原へと進んでいく光景に、キマリは改めて世界の広さを感じる。 隊員たちへの取材、大量のじゃがいもの皮剥き、そして体力をつけるためのトレーニングなど、船内でやらなければならないことの盛り沢山さに疲れ果てるキマリたち。 明日からやっていけるのかという不安の中、さらなる災難が襲いかかる。 最初に言っておくと、よりもい第9話以降は全部神回です! ついに南極に第1歩目を踏み出した回。 広さ、白さ、寒さ。 南極の絵の描写が非常に良かったですね。 見どころは、シラセに「先に一歩目どうぞ」と譲ったのに、 4人で一緒に南極に降り立ったところ。 このシーンは第6話のパスポート騒動の時のシラセの発言・思いとつながっています。 「先に行けって言われて先に行く薄情にはなりたくない!」• 「4人で行くって言ったのに、あっさり諦める根性なしにはなりたくない!」• 「4人で行くの!この4人で!」• 「それが最優先だから!」 あとは、到着後のシラセちゃんの感情の爆発ですよ。 まさに 「よどみの中でたくわえた力が爆発して、すべてが動きだす」シーン。 「ざまぁみろ…ざまぁみろ、ざまぁみろ、ざまぁみろ!」• 「アンタたちがバカにして鼻で笑っても私は信じた!」• 「絶対無理だって裏切られても私は諦めなかった!」• 「その結果がこれよ!どう?私は南極に着いた!」• 「ざまぁみろ!ざまぁみろ!ざまぁみろ!ざまぁみろー!」 前半の鬱屈、周囲の悪口はすべてこの栄光のためにあったかと思えるような、カタルシス。 最高のシーンですね(号泣) ちなみにこの時、シラセちゃんは笑顔でした。 これは母親への思い出はなく、バカにしていた学校の人々へ感情の矛先が向いていたから。 で、これが後々の展開に繋がりますね。 よりもい第10話「パーシャル友情」解説&感想 よりもい第10話「パーシャル友情」解説&感想です。 見渡す限り延々と続く真っ白な世界。 ついに南極へとやってきたキマリたちは、目の前の広がる景色に思わず息を呑む。 前回から3年ぶりとなる昭和基地ではやらなければならないことが山積みで、基地へと案内されたキマリたちも次から次へと言い渡される仕事に大忙し。 そんな中、結月が意を決したかのような面持ちでキマリたちを見ながら、とある出来事を話し始める。 今回は 白石結月。 表題のパーシャルとは「セ氏零下3~零下8度程度の冷凍状態で食品などを貯蔵する方法。 部分凍結。 微凍結」のこと。 こんな天才的なキャッチコピー考えたことに惚れ惚れします… よりもい第11話「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」解説&感想 よりもい第11話「ドラム缶でぶっ飛ばせ!」解説&感想です。 大晦日に予定されている南極と日本を繋ぐ中継のテストをしているキマリたち。 モニターの向こうにはキマリの母と妹のリンの姿が映っている。 そしてさらに中継の話を聞きつけた日向の友達が、ぜひ会いたいとやってきていて、日向に久しぶりと話しかける。 テストも終わり、基地内にある郵便局の分室で仕事をするキマリたちだったが、日向だけは心ここにあらずといった様子で……。 学生時代のトラウマ「陸上部の元友人」から連絡が来ます。 ヒマリといえば本心を出さないキャラクタでしたが、ここにきてその闇が判明します(陸上部の仲間に裏切られた過去)。 この11話のテーマって10話からの続きでもありますよね。 「友情とは?」「友人とは?」という問題への、形を変えた回答でもあります。 シラセの発言を聞いて、みんな泣いたと思います• あなたたちはそのままモヤモヤした気持ちを抱えながら生きていきなよ!• 人を傷つけて苦しめたんだよ!• そのくらい抱えて生きていきなよ!• それが人を傷つけた代償だよ!• 私の友達を傷つけた代償だよ!• いまさら何よ、ざけんなよ。 ちなみに、闇眼鏡こと、キマリの親友めぐっちゃんは何故許されたのでしょうか? これは、自らその罪を告白したか、ってのが違いだと思います。 弱さゆえの人を傷つける行動も、しっかりと認めて、謝罪することが大切。 陳腐だけど、そういうものじゃないかなと思います。 よりもい第12話「宇宙よりも遠い場所」解説&感想 よりもい第12話「宇宙よりも遠い場所」解説&感想です。 母が南極から帰らなかったあのときからずっと醒めない夢の中にいる。 その夢は南極に来ることで、母が愛したその場所に行くことで醒めると思っていた。 でも南極にやってきた今も夢は醒めることなく続いている。 もし母がいる場所に行ってもこの夢が醒めなかったら、そう考えると怖くてたまらない。 母の元へと向かう最後の旅が始まる。 日本から1万4千キロ。 宇宙より遠いその場所へ。 南極到着時に、笑顔で「ざまあみろ」と言っていた彼女が、ようやく母親の死と向き合い、受け入れます。 名シーンの連発でしたね。 お札を並べるシーン• 「Dearお母さん」のメールの内容のモノローグ• 皆でノートPCを探すシーン などなど。 クレヨンしんちゃんのオトナ帝国の逆襲のヒロシの回想同様に、100%泣くシーンになりました よりもい第13話「きっとまた旅に出る」解説&感想 よりもい第13話「きっとまた旅に出る」解説&感想です。 鳴り響く目覚まし時計を止めて、ベッドから起き上がったキマリは食堂の厨房へと向かう。 同じ当直当番である日向に遅いと文句を言われながら、ホワイトボードに今日のメニューを書く。 そして朝食後のミーティングの司会進行、ゴミ出し、トイレ掃除と仕事をこなしていく。 南極での生活にもすっかり慣れたキマリたち。 夏隊帰還まであと3日。 長かった旅路は終わりを迎えようとしていた。 「玉木マリ回」と思いきや「小淵沢 報瀬」のための回という感じ。 12話に続きシラセに注目すると色々と見えてきます• そしてバットと共に「南極と母親の死」を振り切る• 主人公キマリは「南極でやりたいこと」をすべてやりきります。 「どうして南極に?」と隊長に効かれた時の台詞 「どこかじゃない。 南極だって(気づいた)」 「皆と一緒に南極星見つけて、オーロラ見て、かき氷食べて、ペンギンと記念写真撮りたい」 そして、最後。 モノローグからの、めぐっちゃんからの不意打ちのメッセージ 「私は今、北極だ」 実年JUMP 実年JUMPです、JOJO5部ではお世話になりました。 コミック先行の場合はコミックファンがアニメに移行してくれますが、 いきなりアニメの場合、よっぽど宣伝しないと第一話を見てくれなさそうです。 現在2巻(第4話」まで見たのですが、管理人さんが推しているだけに、 内容は面白いし、続きが楽しみ、早く見たいです。 このような作品を発掘・発見し、紹介してくれたパカログに感謝します。

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STAFF & CAST|TVアニメ「宇宙よりも遠い場所」公式サイト

宇宙 より も 遠い 場所 原作

そして、 物語の山場ではふたつがあわさり、感動的なシーンが生まれます。 また、後述しますが細部までのこだわりが見て取れる 「圧倒的演出力」が光る骨太な作品です。 そしてもう一つの特徴。 文部科学省、国立極地研究所、海上自衛隊が協力している本作。 だからこそ、 「南極探査」がリアルにしっかりと描かれています。 今回のレビューでは、そんな『宇宙よりも遠い場所』の良いところ。 特に、「演出とキャラクターの良さ」を中心にご紹介します。 「よりもい」のここが凄い! 「趣向を凝らしたギミック」と「素晴らしい音楽と絵」による演出力 「よりもい」最大の魅力は「演出力」にあります。 この作品には、1話25分間にきちんと話の盛り上げどころ、山場がある。 更に、約3話毎に、大きな物語の山場も作られている。 そして、 いくつもある山場それぞれに、そのシーンに相応しい語り方・描き方を行うための 演出アイデアが詰め込まれています。 詳細はネタバレになってしまうため伏せます。 ですが、「このセリフをこのシーンでもう一度使ってくるか!」とか、「この挿入歌はこのシーンに合いすぎだ!」など、バリエーション豊かに巧いギミックが使われています。 もちろん、ギミックだけではありません。 「細かな描写にも意味をもたせる画作り」や、「心を揺さぶるようなBGM」、「挿入歌のメロディの良さ」といった、 演出の土体となる基礎の部分もレベルが高いです。 例えば、特定の挿入歌。 作品をすべて見終わったあと、その歌を聞くだけで少し思い出し泣きしてしまうほどのインパクトがあります(筆者体験済み)。 ハードルが上がるかもしれませんが、そんな演出の中でも、 特に「第7話」や「第12話」はこの演出力をひしひしと感じることができると思いますので、ぜひ見ていただきたいですね。 キャラクターの魅力について 「中の人」一人ひとりが主演級。 「宇宙よりも遠い場所」のキャスト一覧は以下の通りです。 玉木マリ :水瀬いのり 小淵沢報瀬:花澤香菜 三宅日向 : 井口裕香 白石結月 : 早見沙織 藤堂吟 :能登麻美子 前川かなえ:日笠陽子 小淵沢貴子:茅野愛衣 全員、有名な作品で主演クラスのキャラクターを演じた経験のある、 非常に豪華な顔ぶれです。 だからこそ、 演技は圧巻の出来でした。 例えば、この作品では、静かな音楽の中でキャラクターが独白し、それが次のシーンへの呼び水になるという場面が多くあります。 ともすれば、こういうシーンは、 淡々とキャラがしゃべるだけの地味なシーンとなってしまう。 非常に難しいシーンです。 ところが実力派の揃う「よりもい」ではむしろ、ここが見せ場となります。 独白から滲み出てくる話しているキャラの想い。 それを聞いているキャラの感情の動き。 これがリアルに伝わってきて、思わず引き込まれてしまいます。 そんな実力派揃いのキャスト陣。 中でも私は、 主演の水瀬いのりさんが時折見せる優しさ溢れるふとした言葉の投げかけ方や、 能登麻美子さんの厳しいけれども相手を導いていくような語り方が印象的でした。 キレッキレでした! 情感豊か、しかも軽快なテンポ感で繰り広げられる中の人の掛け合いはとても楽しく、1話20分間を飽きさせません。 笑わない回はなかったんじゃないかというくらい、小さなギャグが詰め込まれた作品でもありました。 キャラ配置と脚本が、キャラクターの繋がりを生み出す 「宇宙よりも遠い場所」のキャラクターは、ひとりひとりがとても個性的で楽しいキャラばかりです。 特に、私が好きなのはW主人公のひとりである「小淵沢報瀬」。 楚々とした外見から繰り出される破天荒な言動、そして時々描かれるシリアスな姿が、自然と応援したくなる魅力的なキャラクターでした。 この作品のキャラは、いわゆる 相棒感があるんです。 つまり、「このキャラクターの相棒といえばこのキャラクター」と誰もが納得してしまえるような、苦楽を共にするエピソードが積み重なり、特定のキャラクター同士が繋がっていきます。 その繋がりがキャラの魅力を更に引き立てる。 そして、唯一無二の うもれないキャラクターに昇華させていると感じました。 きっと感情移入できるキャラを見つけられる幅広さ 記事の冒頭で書いたのですが、この作品は、ふたつの顔を持っています。 「女子高生の旅」と「大人たちの人間ドラマ」です。 片方だけでは、のめり込むことが出来ない人もいると思います。 人は誰しも自分に近い存在や憧れる存在に親近感を持つからです。 自分にとって、「女子高生の旅」という要素だけでは親近感が少し持ちにくかったと思います。 しかし、あわせて描かれている 「大人たちの人間ドラマ」という自分にとって親近感のある要素が呼び水となり、「女子高生の旅」という要素を含めた「宇宙よりも遠い場所」という作品全体に自然とのめり込むことが出来ました。 色々な層の視聴者がそれぞれの見方で楽しめる、幅広いキャラクターがいるという点が魅力の一つです。 更に、山場ではそれらが組みあわさり、名シーンがいくつも生まれている。 幅広い層が楽しめる傑作。 ・「一人ひとりが主演クラス」という豪華声優陣による、ギャグからシリアスまで、全てが詰まった掛け合いの妙が味わえる。 ・高水準な音楽と絵作り、そして、心をうつためのアイデアがつまった演出は必見。 ・「文部科学省」や「国立極地研究所」の協力により実現した現実感のある「南極探査」シーンは面白い。 「宇宙よりも遠い場所」を見る前は、この少し変化球なキャラデザや「南極探査」という独特な要素に少し身構えていました。 また、南極探査は刺身のツマレベルになるんじゃないかなんて思っていました。 しかし、予想は良い方向に大きく裏切られ、今では見る前の自分を叱りたい気分です。 このキャラデザだから良い。 「南極探査」だから良いんです。 すべての要素に無駄がない、計算された作品という感想を持ちました。 今作が2018年に見た最初のアニメだったことは、きっと忘れないと思います。 大変、感動させてもらいました。 5年先も10年先も残るべき、名作です。 以上、『宇宙よりも遠い場所』の感想と評価でした。 シナリオ自体は、勿論そうなるよね、という予想通りの展開を進むことも多いのですが、それをこのように描くか・・・と思うようなギミックが魅力的です。 音楽についても高水準。 全体的に透明感のあるすがすがしいBGMは耳に心地よいです。 また、山場で使用される登場人物の想いを幻出するかのような豊かさを伴ったBGMも印象的です。 全話で挿入歌を用いた演出を行っており、これも山場のインパクトに大きく貢献しています。 絵についても素晴らしい出来です。 ドラマではなくアニメならではの色彩の美しさ。 大きな動きによるダイナミズムからキャラの心情をあらわすきめ細やかな動き。 小物類の配置方法にこだわった情報量豊富な絵作り。 見どころばかりです。

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『宇宙よりも遠い場所』とその脚本家、花田十輝の話をする

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スポンサーリンク あらすじ 「何かを始めたい」という気持ちはあるけれど、実際に何かをやろうとすると何かしら理由をつけてやめてしまう、そんな日々を送っていた玉木マリ、高校2年生。 ある日、マリは駅で落し物を拾う。 自分と同じ制服を着た少女が落として行った物なのだが、その少女が電車に駆け込んでしまったので渡すことができなかった。 翌日、学校でその落とし主の少女を探すマリ。 何とか見つけ出して落とし物を渡すと、落とし主の少女は泣きながらお礼を言ってきた。 その少女、小淵沢報瀬(こぶちざわ しらせ)は、学校ではちょっとした有名人。 南極に行くためにいくつものバイトを掛け持ちし、周りからは「南極」と呼ばれ、「南極なんて行けるわけがない」と馬鹿にされていた。 マリは、報瀬がなぜ南極に行きたいのかの理由を聞く。 報瀬の母が南極観測隊員で、南極で行方不明になったこと。 母が消息を絶った南極に行って、母の遺品を探したいこと。 報瀬の話を聞いて、マリも決心する。 「自分も南極に行く」と。 高校生の間に何かをしたいマリ。 母が消息を絶った南極に行きたい報瀬。 そして、この二人に、「ある理由で」高校を中退した日向(ひなた)、幼い頃から芸能人として活動してきた結月(ゆづき)を加えた四人の女子高校生たちが、民間の南極観測船に乗り込み、荒波を乗り越え南極を目指す。 ネタバレを含みます ざまあみろ 「南極になんか行けるわけがない」と馬鹿にされ続けてきた報瀬(しらせ)。 そして、民間南極観測隊の隊員たちも、不可能だと言われ続けてきました。 それでも、南極に降り立った報瀬たち。 第一声が「ざまあみろ」で、観測隊員たちも一緒に「ざまあみろ」と叫んだ気持ち、ものすごくよく分かります。 何か突拍子もないことに挑戦している人、不可能と思えるようなことに挑戦している人が、周りから嘲笑の対象になるのはよくあること。 「笑うなら笑え」と挑戦を続ける人もいれば、周りの声を気にして挑戦をやめてしまう人もいて。 報瀬たちは挑戦をやめなかった。 前に進み続けてついに南極に降り立った。 今まで馬鹿にしてきた人達に向けた言葉。 「ざまあみろ」 本気で何かに挑戦した人は、その成否に関わらず、何かを得て成長するもの。 一方、安全地帯で陰口を叩き、馬鹿にするだけの人は、いつまで経っても成長せず、成功もしない。 自分の人生なんだから、挑戦する人になるのか、馬鹿にするだけの人になるのかは、自分で決めればいい。 私の話になるけれど、私は挑戦したいからしてきた。 会社を辞めてフリーランスになると言った時に「で、いつ(会社に)戻ってくるの?」とか「どうせ失敗するんだろ?」とか言われた。 おかげさまで、この記事を書いている時点でフリーランス生活8年目。 成功したのかどうかは知らないけれど、馬鹿にしてきた奴ら全員に言ってやる。 「ざまあみろ!」 あなた達はそのままモヤモヤした気持ちを引きずって生きていきなよ 日向(ひなた)が高校を退学した理由は、友達だと思っていた人たちから裏切られ、高校に居づらくなったから。 その「友達」が、ヘラヘラと笑いながら日向の前に「友達として」顔を出した時には吐き気がしました。 「友達」にも言い分はあるのでしょう。 「先輩の前では、ああ言うしか無かった」 「先輩に反対意見を言うのが怖かった」 日向のことを散々持ち上げておいて、いざ日向が結果を出したら、手の平を返して日向一人を悪者にする。 これのどこが「友達」なのでしょうね? こんなことをしておいて、よく「友達として」日向の前に顔を出せましたよね。 そんな「友達」を前にして、日向はこんなことを報瀬に問いかけました。 「許したらさ、楽になると思うか?」 この問いに対する報瀬の答えが、日向の「友達」に言い放ったこの言葉だったのでしょう。 「あなた達はそのままモヤモヤした気持ちを引きずって生きていきなよ」 ひどいことをされたのに、もう取り返しの付かないことになっているのに、許す必要なんて無い。 許したところで、「友達」はスッキリするだろうけれど、日向は心にモヤモヤを抱えたまま生きていくことになるでしょう。 ましてや、取り返しの付かなくなってしまったことは、もうどうしようもない。 心が狭いとか何だとか言われようが、許せないものは許さなければいい。 人の心を傷つけておきながら都合の良いときだけ友達面してくる人間なんて、自分が可愛いだけのろくでもない人間なんだから、きっぱり関係を断ち切ってモヤモヤさせておけば良いのです。 宇宙よりも遠い場所へ 『宇宙よりも遠い場所』というタイトルは、元宇宙飛行士の毛利衛さんの言葉「宇宙には数分でたどり着けるが、昭和基地には何日もかかる。 宇宙よりも遠いですね」から頂いたそうです。 これは私の勝手な解釈ですが、「宇宙よりも遠い場所」というのは「南極」であり、「未来」であるのかな、なんて思いました。 挑戦して勝ち取る未来。 何もしなければ、きっと同じところをグルグル回っているだけ。 でも、挑戦すれば、きっと何かが変わるはず。 挑戦した人にだけ見える景色っていうものがきっとあるはず。 今を変えたければ挑戦すること。 目指す未来は宇宙よりも遠いかもしれないけれど、挑戦し続ければきっと近づいていけるはず。 そしていつの日か、きっと、目指した未来に到達できる。 そう信じて生きた方が、人生楽しいと思いませんか?.

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