いずれ いづれ。 『いづれか』と『いずれか』正しいのはどっち?意味や違いを徹底解説!

「いずれか」と「いづれか」はどちらが正しいか・意味と例文4つ

いずれ いづれ

公開日: 2018. 16 更新日: 2018. 16 「いずれ」の意味と使い方、「いずれ」を含む言葉、「いづれ」との違い 「いずれ」という言葉をご存知でしょうか。 「いずれ会いましょう」「いずれ明らかになるよ」と聞き覚えがありますよね。 「いずれ」は日常会話でもビジネスシーンでもよく使われる表現です。 では、「いずれ」の具体的な意味について理解しているでしょうか。 どのような場面で使えばいいか分かりますか。 多く使われている言葉だけに、適切な意味を押さえておく必要があります。 また、「いずれ」を用いた言葉がたくさんあるので、それらについても知っておくと良いです。 そこで今回は「いずれ」の意味や使い方、「いずれ」を含む表現について解説していきます。 「いずれ」を正しく知って、上手く使えるようにしましょう! 「いずれ」の意味と使い方 「いずれ」の品詞は 代名詞と副詞の2種類があります。 代名詞の意味は、 ・どれ ・どこ、どちら など、2つの選択肢から1つを選ぶときに使用します。 副詞は、 1. どんな成り行きになろうとも。 何にしても。 どのみち 2. いつとは言えないが、近い将来。 そう遠くない将来において。 そのうちに と、事情・状態・時期などがどのようになるにせよ、という意を表します。 「いずれ」を代名詞として使う場合は、「二人とも強いから、いずれが勝つか分からないね」といったように使います。 これは「両方とも強いから、どちらが勝つか分からない」という意味になります。 副詞として使う場合は、「いずれ明らかにされることだ」「いずれお目にかかりましょう」といったようにします。 「どんなことになろうとも明かされる」「いつかお会いしましょう」ということを表します。 「いずれ」は「そのうちに」という意味で、いつになるかははっきりとしていないが、今から近い将来を表します。 そう遠くないということなので、近いことが分かっている事柄について用いるようにしましょう。 例文 代名詞「二つ以上あるものの中のどれか一つ」という意味の例文 ・どっちも正論のような気がするが、いずれの意見が正しいのだろう。 ・二つともとても優れていて、いずれを選べば良いのだろうか。 ・合否いずれの場合も連絡いたしますので、よろしくおねがいします。 ・それはいずれも先生のものなので、触らないでください。 副詞「どんな成り行きになろうとも」という意味の例文 ・彼をどんなに庇おうとも、いずれ明かされることだ。 ・そんなにコソコソしておいても、いずれはバレるに決まっている。 ・今は知らなくても、いずれ君にも分かるようになるよ。 ・証拠も出てきているし、いずれ彼も自分の罪を認めるだろう。 副詞「いつとは言えないが、近い将来」という意味の例文 ・今日は本当にありがとうございました。 いずれまたお伺いします。 ・まだ決まってはいませんが、いずれまた来ます。 ・お金が貯まったら、いずれは旅行に行きたい。 ・まだまだ葉っぱのままだが、いずれは実となって花が咲くだろう。 「いずれ」と「いづれ」の違い 現代仮名遣いとして正しいのは「いずれ」 「いづれ」は歴史的仮名遣いです。 今現在では使われていません。 「歴史的仮名遣い」とは「仮名遣いの基準を現在の発音によらず、古文献におくもの」です。 「旧仮名遣い」「復古仮名遣い」「古典仮名遣い」などとも言います。 歴史的仮名遣いの例としては、「めづらしい」「にほひ」などがあります。 それぞれ現代仮名遣いにすると「めずらしい」「におい」となります。 歴史的仮名遣いだと比較的古めかしい印象が強く、昔の言葉であると分かりますが、「いづれ」は現代語に近いため、違和感を与えることなく使われていることが多いです。 ただ、正しくは「いずれ」なので注意しましょう。 「いづれ」という仮名遣いが生まれた理由 上記で「いずれ」と表記するのが正しいと説明しました。 では、何故「いづれ」という仮名遣いが生まれたのでしょうか? そもそも昔は「いづれ」と書くのが正しいとされていました。 昭和61年に「現代仮名遣いについての告示」が示されて、 「ず」に統一されることに決まりました。 「ぢ」「じ」「ず」「づ」が、「じ」と「ず」に統合されました。 「いずれ」の他にも、「いなずま」「ほおずき」「きずな」「でずっぱり」などがあります。 「づ」は「ず」に統一されましたが、例外もあります。 同音の連呼によって生じた「づ」:「つづみ」「つづら」「つづき」「つづる」 二つの連合によって生じた「づ」:「みかづき」「こづつみ」「はこづめ」「かたづく」 「いずれ」を含む言葉 いずれか 「いずれか」の意味は、 1. 「どちらが〜か。 どれが〜か」と疑問を表す 2. 「いったいどれが。 どれもこれも」と反語を表す となります。 二つあるいはそれ以上あるものの中から、一つを選ぶという場合に使います。 「いずれかお選びください」といったように、お店などでもよく使われているフレーズです。 主に、「いずれか一つ」「いずれか一方」「いずれかの日」などと使います。 「いずれか」は「どちらか」「どれか」と言い換えることができます。 正式な場では「どちらか」「どれか」だと少し軽い感じがするので、「いずれか」と言うのが良いでしょう。 例文 ・抽選に当たりましたので、いずれかの商品をお選びください。 ・予約については、3日、6日、9日のいずれかからご都合のよろしい日をお選びください。 いずれも 「いずれも」の意味は 「どれも。 どなたも。 みなさん」です。 「どれも。 どちらも」と、いくつかあるものからどれを選んでも同じであるということを表します。 三人称複数・二人称複数の人代名詞「みんな。 みなみな。 御一同。 あなたがた」という意味もあります。 例えば、「どの作品もとても優秀で、いずれも甲乙つけがたい」などと言います。 これは「その作品も優秀なので、どれもこれも何が一番素晴らしいかを決めるのが難しい」という意味になります。 例文 ・捕まった犯人たちはいずれも犯行を認めている。 ・コースはたくさん種類があるが、いずれもものすごく最高だからおすすめだよ。 いずれは 「いずれは」の意味は 「いつか・やがて」と比較的近い未来に言及することです。 「そのうち・近いうちに」などという意味で、将来的に実現する可能性があることを示します。 この場合の「いずれ」は、さほど遠くない将来を表します。 「いずれは」は、いつかはは定かではないけれどある程度決まっているという場合に使います。 例えば、「いずれは故郷に戻ります」「いずれは回復するだろう」などと言います。 例文 ・社長はいずれは自分の息子にあとを継がせようとしているらしい。 ・今はものすごく辛そうだけれど、いずれは体調も回復するよ。 いずれにしても・いずれにせよ 「いずれにしても・いずれにせよ」の意味は 「どちらにしても。 どっちみち。 どうなるにせよ」です。 未来のことは決まっているから、今どのようにしていても結局はその道に進むということを表します。 いくつかある選択肢などは関係なく、結果は一緒だという場合に「いずれにしても・いずれにせよ」を使います。 例えば、「A定食でもB定食でもいずれにせよ、料金は同じだ」などと言います。 これは「A定食を頼んでもB定食を頼んでも、料金は同じ」ということを表します。 「いずれにしても・いずれにせよ」は「どっちみち」「それはともかく」「それはさておき」などと言い換えられます。 例文 ・この洋服はどちらもとても可愛いが、いずれにしても値段が高い。 ・いずれにせよ返信が来なかったら、直接会いに行けばいいだろう。 何れ劣らぬ 「何れ劣らぬ」の意味は 「どれも優れていて、優劣がつけ難いこと」です。 「劣らぬ」は「優劣がつけにくいさま」を表します。 どのようなものと比較しても劣っていることはないという場合に「何れ劣らぬ」を使います。 「何れ劣らぬ」を使うことによって、「相当凄い」ということを表せます。 例えば、「見た目も香りも何れ劣らぬ桜と梅が咲いている」などと言います。 これは「見た目も香りもどちらも勝るとも劣らない、素晴らしい桜と梅が咲いている」という意味になります。 例文 ・叔母さんは歳を取っても、何れ劣らぬ美しさを保っている。 ・何れ劣らぬ勇者ばかり揃っていて、誰が上にいくかが想像できない。 何れとも無し 「何れとも無し」の意味は 「どれもこれも同様であること」です。 「無し」は「ないこと。 むなしいこと」を意味します。 比較してもどちらとも言えない、優劣がないという場合に「何れとも無し」を使います。 「何れとも無し」を使うことによって、「大したものではない」「普通である」ということを表せます。 例えば、「何れとも無しドラマであった」などと言います。 これは「特に秀でた部分も劣っている部分もなく、至って普通のドラマであった」という意味になります。 例文 ・何回も点検しましたが、何れとも無かったです。 ・勧められた映画を見たが、何とも無しで普通だった。 何れ菖蒲か杜若 「何れ菖蒲か杜若」は< いずれあやめかかきつばた>と読みます。 「何れ菖蒲か杜若」の意味は 「どちらも優れていて優劣が決め難いこと」です。 「菖蒲」も「杜若」も花の名前を表しています。 「菖蒲」も「杜若」も非常に似ていて、区別が難しいことから「何れ菖蒲か杜若」という言葉ができました。 どちらも美しくて、優れていて選択するのが迷うという場合に「何れ菖蒲か杜若」を使います。 例えば、「何れ菖蒲か杜若、みんなに魅力があって迷ってしまう」などと言います。 これは「どの人も美しく、魅力があるので誰を選ぶべきなのか迷ってしまう」という意味になります。 例文 ・二人とも美しく、何れ菖蒲か杜若で、どちらがタイプかと聞かれても迷ってしまう。 ・最終選考まで残った4人は何れ菖蒲か杜若、どれを選ぶべきかな。 何れ様 「何れ様」は< いずれさま>と読みます。 「何れ様」の意味は 「どちらさま。 どなたさま」です。 相手の名前を聞く時などに、「何れ様」を使います。 例えば、「こんにちは。 何れ様ですか?」などと言います。 これは「こんにちは。 どなたさまですか」という意味です。 ただ、こういった場合は「どちらさま」や「どなたさま」を使うことが多いので、あまり「何れ様」は使いません。 例文 ・すみません、何れ様でしょうか。 ・失礼ですが、何れ様ですか。 「いずれ」の類語 「二つ以上あるものの中のどれか一つ」という意味の「いずれ」の類語 どれ (意味:いくつかのうちから、これと特定できないものまたは事を指す語) 「君の言ってたものはどれだね?」 どれか (意味:限定されたものの中から選び出すものを指す語) 「自分の作ったものはこのどれか何だけど... 」 どいつ (意味:なにやつ。 どのやつ。 どやつ) 「どいつもこいつも騒いでいてうるさい」 「どんな成り行きになろうとも」という意味の「いずれ」の類語 程なく (意味:たいした時間も経たないうちに。 間も無く) 「程なくして暴露されてしまうだろう」 やがて (意味:おっつけ。 まもなく。 ほどなく。 そのうちに) 「やがて雨が降り出しそうな雰囲気になってきた」 遅からず (意味:にぶくなく。 おろそかでなく) 「遅からず、バレる日がやって来るだろう」 「いずれ」と「いつか」の違い 「いつか」の意味は、 ・いつの時か。 どの時か ・いつのまにか。 知らぬ間に ・遅かれ早かれ ・以前のある時 ・ずっと以前に です。 「いずれ」は「どんな成り行きになろうとも。 何にしても」 「いつか」は「時間の経過に伴う変化に気づかないうちに。 いつの間にか」 「いずれ」も「いつか」もほぼ同じ意味ですが、ニュアンスが少々異なります。 例えば、「いずれできる」「いつかできる」とした場合。 「いずれできる」は自分が頑張っても、もしくは頑張らなくても出来るようになるということになります。 「いつかできる」は頑張り続ければ、ある日出来るときがくるということになります。 「いずれ」よりも「いつか」の方が、「努力している」という気持ちが強くなります。 例文 ・では、またいつかお会いしましょう! ・いつか分かる日がくるから、今は頑張らないと。

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『いずれも』と『いづれも』正しいのはどっち?違い/意味/使い方

いずれ いづれ

「いづれ」と「いずれ」はどちらが正しい表記か知っていますか。 発音はどちらも同じなので会話の際にはあまり気にしなくて済みますが、紙に書く時やパソコンで文字を打つ時などに、「づ」と「ず」のどちらを書けばいいのか悩んだ経験がある人もいるでしょう。 「いづれ」と「いずれ」で正しい表記なのは、「す」の濁音を使った「いずれ」です。 「いづれ」は歴史的仮名遣いになりますので、現代では使われていません。 この機会に「いずれ」の正しい表記、使い方を覚えておきましょう。 「いづれ」は歴史的仮名遣い! 歴史的仮名遣いとは、簡単に言うと昔使われていた仮名遣いのことで、現代とは違った使われ方をしていました。 たとえば、「言ふ」「思ひ出」「あはれ」などの表記は歴史的仮名遣いをしており、現在では「言う」「思い出」「あわれ」です。 このように、歴史的仮名遣いと現代仮名遣いは、表記の仕方が昔と今とで少し異なるものがあることを覚えておいてください。 前述した「つ」の濁音を用いた「いづれ」は歴史的仮名遣いになりますので、現在では使われていませんが、昔はこの表記をしていたことになります。 したがって、紙に書く時やパソコンで文字を打つ際には「いずれ」を用いるようにしましょう。 公用文では「いずれ」! 「いづれ」は歴史的仮名遣いであると説明しましたが、公用文に用いる言葉は「いずれ」であると文部科学省が定めています。 この公用文とは、国や公共団体が出す公用の文書に使われる言葉です。 現代仮名遣いについて法令、公用文書、新聞、雑誌などの一般的な社会生活における現代の国語を書き表す仮名遣いのルールが文部科学省で決められているので、もっと詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。 「いずれ いづれ 」とは、複数ある中からどれかを選択する場合にも用いられますし、不特定な物事を指す場合にも使われます。 また、この不特定的な表現は物理的な物に限らず、「いつかは」「近々」「そのうち」という意味の不特定 曖昧 な時間の表現でも使えます。 前述していますが、「いづれ」は歴史的仮名遣いになるため、「いずれ」が正しい表現ですので、そのことに注意しながら、以下の例文を参考にしてください。 不特定な物事・曖昧な時間の表現例! 不特定な物事の表現をする場合には「いずれか」や「いずれにしても」を用い、曖昧な時間の表現をする際には「いずれ いづれ 」を使います。 不特定な物事を表す例文は以下のとおりです。 ・AかB、いずれかは本物です。 ・こちらに記載されてあるドリンクを、いずれかお選び下さい。 ・料金のお支払いは銀行引き落としかクレジット払い、いずれかの方法でお願いいたします。 ・いずれにしてもご報告ください。 ・いずれにしてもご連絡差し上げます。 曖昧な時間の表現をする例文は以下のとおりです。 ・いずれ戦争がなくなり、世界平和が実現するだろう。 ・彼とはいずれお話ししたいと思います。 ・いずれお会いしましょう。 ・いずれご連絡いたします。 「いずれも」を使った例文! 「複数あるものの中からどれを選んでも同じことが言える」という場合に「いずれも」が使われます。 以下、例文です。 ・このタイとカンパチはいずれも天然物です。 ・Aの商品だけでなく、Bの商品やCの商品を買うと、いずれも20ポイント付与されます。 社交辞令で使える便利な言葉! 上述した例文にも入っていますが、「いずれ いづれ 」の3文字が入るさまざまな単語をご紹介します。 よく似ている言葉ですが意味が異なりますので、意味と使い方にご注意ください。 「どれも」という意味を持つ「いずれも」 「いずれ いづれ 」に「も」がついた連語で、複数ある中のどれを選んでも同じことが言える、同じことが当てはまる状態を表す言葉が「いずれも」です。 もっと端的に簡潔に述べると「どれでも、どちらでも」という意味になります。 たとえば「AとBとC、いずれも本物です」という文章は、「AとBとCは全部本物」だということを表しています。 このように、「数ある中のものどれでも」という意味で「いずれも」が用いられます。 「いつかは」という意味を持つ「いずれは」 「いずれ いづれ 」に副詞の「は」がつくと、近い将来の未来のことを指し、「いつかは」「近々」「そのうち」という意味になります。 たとえば、「いずれはご報告に上がります」という例文があったとしましょう。 これは、「近い内に」「いつか」「やがて」などのように、「はっきりとした日にち・時間は言えないけど、そう遠くない未来に報告します」ということを表しています。 以上のことから「いずれは」とは、「いつか、近々、いつの日か」などの近い将来のことを指す場合に用いられる言葉です。 「どれか」の意味を持つ「いずれか」 「いずれ いづれ 」に「か」がつくと、複数あるものの中から一つだけ、もしくは数ある中から何かを選択する場合に使われ、「どちらか」「どれか」という意味になります。 英語で言うところの「or」です。 たとえば「AかB、いずれかお選びください」だと、「AとBの2つのうちどっちにするか選んでください」ということを言っています。 また、「1番から10番の中で、いずれが本物ですか」だと「この複数あるものの中で本物はどれですか」ということを述べています。 このように「いずれか」とは、「どっち」「どちら」「どれか」などのように、複数ある中から何かを選択する際に使う言葉です。 「いずれにしても」「いずれにせよ」 「いずれ いづれ 」に仮定の動詞「~にしても」「~せよ」がついて、「どの方法を選ぶにしても、どっちにしても」という意味になります。 どの方法を選んだとしても、どの選択肢でも結果は変わらないということから「どっちみち」「どうせ」「どのみち」という使われ方もします。 たとえば「いずれにしても今日提出するのは無理だ」だと、「それまでの過程でいくら頑張っても、どんな選択肢を選ぼうとも、今日中に提出することはできない」という意味合いを含んでいます。 このように「いずれにしても いずれにせよ 」とは、どの方法を選んでも結果は変わらないという意味として用いられます。 「いづれ・いずれ」と「いつか・どれか」の違いは? 「いずれ いづれ 」と「いつか、どれか」はほとんど同じ意味として使われますが、厳密に言うとニュアンスが少し異なります。 「いずれ いづれ 」は「いずれにしても」に、「いつか」は「いつの日か」に置き換えると分かりやすいでしょう。 「いずれ いづれ 」の場合、どんな選択をしようと結果は変わらないことを指し、後者の「いつか」はいつになるかは分からないけどいつの日にか、そういう結果になるというニュアンスになります。 また、「いずれ いづれ 」と「どれか」の違いは、「いずれ いづれ 」が2つ以上あるものの中から選ぶことに対し、「どれか」は3つ以上あるものの中から選択する場合に用いられます。 このように、意味としてはほとんど同じ使い方をしていますが、ほんの少しニュアンスや使われ方が違います。 ぜひ覚えておいてください。 正しい表記は「いずれ」!.

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「いずれにしても」の意味と使い方・敬語・「いづれにしても」の違い

いずれ いづれ

「いずれ」とは不定称の指示代名詞で、2つ、あるいはそれ以上の、場所、時間などの中からひとつを選ぶときに使います。 「どれ」もしくは「どちら」と言い換えることも可能です。 また、副詞としての役割もあり、「どのみち」「どうせ」「いつとは言えないが近い将来」という意味でも使われます。 一方、「いづれ」は歴史的仮名遣いなので、現代語ではなく古語になります。 しかし、かつては不定称の指示代名詞として使われていた言葉なので、意味としては「いずれ」と同じです。 違い 2つの違いは歴史的仮名遣いと、現代仮名遣いの違いです。 パソコンで「いづれ」と入力すると「いずれの誤り」となり、自動的に「いずれ」に変換された経験がある方も多いのではないでしょうか。 現代の言葉では、「いずれ」が正しいのですが、日本語として広く捉えれば「いづれ」も誤りではありません。 簡単にいえば、この2つは古典的な言葉と現代の言葉との違いなのです。 発音する際に「づ」と「ず」が同じ音になるため、表記の区別が難しくなってしまったと考えられます。 使い分け方 双方の使い分け方については、あまり難しく考える必要はありません。 現代語だと、どのような場合も「いずれ」が正しく、新聞やその他多くの活字媒体においても「いずれ」と書かれています。 一方、古語の「いづれ」は、今では使われていません。 源氏物語や平家物語などの古典文学では、「いづれ」という表現を目にすることができます。 また、現代の小説において、あえて作者が「いづれ」を好んで使うケースもあります。 この場合は間違えているのではなく、作者があえて古典的な表現を好んで使っていると考えられます。 どちら• どのみち• どうせ• そのうち• さらに「どれ」というよりも「いずれ」を使うほうが、丁寧であらたまった表現になります。 例えば、サービス業などでは「この内のどれかをお選びください」と言われるよりも、「この内のいずれかお選びください」と言われたほうが丁寧に聞こえますよね。 2つの選択肢でも、それ以上ある場合でも「いずれ」を使うことは可能です。 どれやどちらよりも「いずれ」は響きが美しく、丁寧に聞こえます。 「いずれ」のほうがかしこまった言い方であり、よりフォーマルな表現と言えるでしょう。 複数ある選択肢のうち、どれを選んでも結果が同じになるような場合に使います。 用例としては、どのみち助からない、どのみち役に立たない、…間に合わない、…失敗するに決まっている、などです。 結果があまり良くない方向に向かうときに使われるイメージがあります。 どのみちには、何となくネガティブなイメージが付きまといます。 あきらめのような気持ちが含まれた表現だと言えます。 どうせ試験には落ちるだろう、どうせ怒られるのは僕だ、どうせ明日は雨だ、どうせ誰も来ない…など。 「どうせ」と聞くと暗いイメージばかりで、あきらめモードという感じがしますね。 これら「どうせ」を「いずれ」に置き換えると、いずれにしても試験には落ちるだろう、いずれにしても怒られるのは僕だ、となります。 「どのみち」と同様で、「どうせ」はネガティブなイメージがぬぐえません。 はっきりと日にちを断定しない場合や、あえて断定するのを避けるときに使われる表現です。 そのうちお伺いします、…病気は治るよ、…仕事にも慣れるさ、のような使い方です。 言い換えれば、いずれお伺いします、いずれ病気は治るよ、いずれ仕事にも慣れるさ、などになります。 近い将来に実現可能なことが予想されるような場合にも使います。 そう遠くない未来、僕たちは結婚する、そう遠くない未来、宇宙の起源は解明されるだろう、などです。 将来の状況が良いほうになるか、悪いほうになるかに関係なく使われます。 「いずれ」に言い換えると、いずれ僕たちは結婚する、いずれ宇宙の起源は解明されるだろう、となります。 使い方・例文として以下を紹介します。 「下記の書類のいずれか1つを添付してください」• 「肉料理か魚料理のうち、いずれか1品をお選びください」• 「いずれ嘘はばれる」• 「いずれわかることだ」• 「いずれ折を見て伺います」• 「子ども達もいずれ大人になる」• 「いづれの御時にか」• 「いづれもいづれも晴れならずといふことぞなき」 続いてこれらの使い方・例文を、それぞれ詳しくご紹介します。 2択、あるいは複数から選ぶような場合に「いずれか」という表現が使われます。 複数ある選択肢のうち、どれを選んでも結果が同じになるような場合に使われます。 「いずれ」の後に「…にしても・…にせよ」と繋げて使うこともあります。 この場合は「いずれにせよ嘘はばれる」となり、意味は変わりません。 結果が目に見えているとき、あるいは予想できるような場合に使われます。 これらの「いずれ」のなかには、あきらめのような気持ちが含まれています。 そのうち、いつか、近日中に、といった意味で使われ、日にちを限定していません。 この例文は、言い換えれば「そのうち頃合いを見計らって伺います」となります。 よく使われる表現ですが、言われた側は相手がいつ来るのかはっきりしないと感じてしまいます。 社交辞令と受け取られることもあるため、使う相手には注意が必要な表現です。 遅かれ早かれ、やがて、と似た表現で、いつと定めることはできないが、近い将来に訪れる時を指しています。 上の例文は、源氏物語のなかの桐壺の章の冒頭の部分です。 この後には「女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり」と続きます。 「いづれの御時にか」を現代語に訳すと「どの帝の時代であろうか」となり、「どれ・どちら」などと同じ使われ方をしていることがわかります。

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